【追加記載】
7月16日付の記事でご紹介したように、以下でご紹介の報道時点(2026年4月段階)では、米空軍は空中給油機関連2027年度予算案で、ステルス形状の次期給油機検討予算は「ゼロ」で、既存給油機改善用の「Advanced Tanker Systems予算(戦況掌握能力等の通信や接続性向上改修用)」が20億円程度盛り込まれているのみだったのですが、
米議会の圧力もあり、現段階では「あくまで既存機改修・能力向上改修予算」で、金額規模も仙浪帰投と比較すると「雀の涙」ですが、「80億円強」規模まで膨らんでいるようです。
また「輸送機も対象の積極防衛システム開発」にも着手し始めたようです。
それでも対処の本質は依然として「傷口にバンドエイド」的なのものですが・・・
「CやKC用に積極防御システムを」→https://holylandtokyo.com/2026/07/16/15174/
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F-47やB-21開発には大規模投資追求の一方で
また24機F-15Eや38機F-35など計画上回る戦闘機要求なのに
次期ステルス給油機NGASには予算要求ゼロ
何とか既存給油機「改修検討予算」に20億円
極端なアンバランスにOBや専門家が懸念
本格紛争で次期戦闘機や爆撃機を支える不可欠アセットだと関係者が要求する、ステルス性を持つ次期空中給油機NGAS開発予算が、2026年度の18億円から27年度案では「ゼロ」となり、代わりに既存給油機の改善を検討する「Advanced Tanker Systems予算(戦況掌握能力等の通信や接続性向上改修用)」が、20億円程度盛り込まれているのみの「極めてアンバランス」な状況だと問題視しています。
21日の国防省予算案説明会で空軍省の担当次官補代理(少将)は
●空中給油機関連では、27年度予算案でKC-46給油機15機も要求し、イラン戦争で被害も出ている老朽KC-135給油機を約20機を退役させる予定
●「Advanced Tanker Systems」に約20億円を要求した。(次世代タンカーNGASへの投資はゼロだが、)この20億円の中で、将来タンカー要求に関する分析検討は継続される。
●この約20億円は、承認されれば「機体ではなく任務システム」改修検討に充当される。NGASのみならず、より強靭で紛争環境下でも運用可能な態勢を確実にするため、多様な選択肢の確保を狙いとしている。
DefenseOne記者の空軍関係者への取材によると
●Mobility Command幹部は、厳しい戦闘環境下で、敵味方の航空機の位置等を把握する通信接続能力が現有給油機には欠けており、Advanced Tanker Systems予算には、この部分の改善経費も含むと説明。
●また米空軍報道官は、「本格紛争での強靭性と作戦継続能力を求められる次世代空中給油機への要求性能検討において、様々な選択肢を検討中で、接続性、戦場認識、生存性関連の能力の追求も重視されている」と補足説明
米空軍関連OBは本件に関し
●ステルス性を持つ次世代給油機導入の必要性は2023年頃から高まっていたが、実質的な進展はなく、(以前から問題として指摘されている様に、)爆撃機や戦闘機が優先となり、FやBの機動性を確保するアセットへの投資が後回しにされている。今までは誤魔化せたかもしれないが、本格紛争ではより大きな問題になるだろう
●(本格紛争を迎える前の段階でも、)対イランEpic Fury作戦で老朽KC-135給油機が墜落し、6名の乗員が死亡した事例が示すように、空中給油アセットには立て直しのための抜本的な大規模投資が求められている
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限られた資源の配分は、いつの時代にも「完璧」は無いのですが、この米空軍による「戦闘機と爆撃機の新規開発や機数増や稼働率重視」と、対照的な「基地防衛や基地強靭性の強化後回し」や「支援戦力冷遇」や「有人機と無人機の任務分担見直し検討の鈍重さ」は、大きなしっぺ返しを受けるような気がしてなりません・・・
現在の中国の経済崩壊を見れば、中国の軍事脅威がどの程度のものなのか見極める必要がありますが、米空軍による「戦闘機と爆撃機の新規開発や機数増や稼働率重視」が、ストレートに生かせるような対中国の戦略&戦術環境にあるとは考えにくいと思います
KC-XYZの従来の考え方
「KC-Y なしでKC-46 追加へ」→https://holylandtokyo.com/2025/07/24/12283/
「KC-YとZはKC-46改修型?J →https://holylandtokyo.com/2022/04/18/3151/
「KC-YにロッキードがLMXTで名乗り」→https://holylandtokyo.com/2021/10/05/2260/
「つなぎ給油機 KC-Yに着手へ」→https://holylandtokyo.com/2020/12/01/333/
「2016年当時の空中給油機後継プラン」→https://holylandtokyo.com/2016/10/05/7516/
次世代給油機 NGAS 関連
「次期輸送機NGAL は13年後から50年?」→https://holylandtokyo.com/2025/11/25/13270/
「ステルス給油機失速?」→https://holylandtokyo.com/2024/10/16/6370/
「CとKC はF/Bと共に開発すべき」→https://holylandtokyo.com/2024/05/15/5776/
KC-46A 関連記事
「なし崩し100機目受領」→https://holylandtokyo.com/2025/12/10/13364/
「突然初の実戦派造」→https://holylandtokyo.com/2024/12/13/6493/
「RVS は更に2026年まで遅れ」→https://holylandtokyo.com/2024/04/04/5706/
「RVSは 2025 年まで遅延」→https://holylandtokyo.com/2022/10/14/3741
「無理やり運用開始宣言」→https://holylandtokyo.com/2022/09/21/3688/
「伊はKC46から A330MRIT へ?」→https://holylandtokyo.com/2024/08/01/6129/
「空軍長官:固定価格契約は誤り」→https://holylandtokyo.com/2022/06/06/3323/


4月22日付DefenseOneは、トランプ政権の方針で2027年度国防予算案規模が大きく拡大し、米空軍では次期戦闘機F-47や次期爆撃機B-21開発&増産投資に数千億円が計画され、既存戦闘機F-15EやF-35調達機数も以前の計画ペースを大幅に上回る24機と38機に増加方針が打ち出されたが、