参加機8か国+オブザーバ32か国の演習Tarang Shakti
米と露がF-35とSu-57売込み合戦の中(印も独自第5世代機AMCA開発中で)
印空軍主力のRafalesやSu-30MKIsと訓練へ
仏RafalesとUAEのF-16も参加
9月には日印2国間空軍演習(F-2参加)を同基地Jodhpurで実施済
また同記事は、「Tarang Shakti 26」の参加国ではないが、日本の航空自衛隊とインド空軍が9月9~22日の間に2国間空軍演習「Veer Guardian 26」を行い、日本の戦闘機(3機のF-2)がインドでの演習に初参加した事にも触れ、インド太平洋地域での中国台頭を背景に、日印間の防衛関係強化も進んでいると紹介しています。
米空軍F-35が初参加の「Tarang Shakti 26」には、上記仏やUAE参加機以外にも、独と豪州とバングラデッシュ軍の輸送機も参加していますが、インド空軍副参謀総長が「学ぶべきことを見つけるために本演習を実施するのだ」、「参加者が明日の課題に備えるのに役立つだろう」と間接的に表現している様に、細部非公表の演習構成では、ステルス機であり、かつ優れたセンサーや電子戦能力を備えた5世代機F-35への対処や融合作戦が柱になるものと想像されています。
またインド空軍副参謀総長は、「2025年5月にインドRafale戦闘機とパキスタンJ-10C戦闘機(中国設計輸出版)が短期間の戦闘行動に至った際の教訓を検証したい」とも言及しており、パキ
スタン軍が導入している中国製の空域監視レーダーや指揮統制装置の想定能力も踏まえた、各国の知見を持ち寄った「振り返り」もポイントとなりそうな気がいたします。
一方で、より大きな国家間関係の視点で同記事は、「貿易摩擦や印のロシア原油購入で米印関係に緊張が存在するも、米印間の国防関係が依然安定していることを示している」と表現し、印が独自第5世代機AMCA開発中でありながらも、露のSu-57と米F-35導入も選択肢として検討している現状を踏まえ、トランプ大統領を先頭に米国がロシアSu-57に負けじとF-35売り込みに動いており、近年2回インドの航空ショーに米空軍F-35が参加していることも紹介しています。
//////////////////////////////////////////////////
その他ネット上では、インドがライセンス生産しているロシア設計Su-30MKIs戦闘機とその露由来のデータリンクと、F-35運用の中核を担うデータリンクをどのように扱うのかに注目が集まっているようですが、米軍側は露由来のデータリンクとの連接を認めるはずもなく、F-35とSu-30MKIs間では音声やインドAWACSを経由した情報の間接的共有、又は敵味方に分かれての訓練になるだろうと想像されています。
広大な国土のインドにおいて、2025年5月の空中戦の記憶が冷めやらぬパキスタン国境から僅か200㎞のJodhpur空軍基地で大規模空軍演習を行う「図太い神経のインド」にも驚かされますが、空自のF-2戦闘機も投入された話題の空域での演習成果に、「生暖かく」期待したいと思います
インド空軍関連の記事
「印と仏が次世代戦闘機開発協議」→https://holylandtokyo.com/2026/08/25/15505/
「米が印にF-35猛プッシュ」→https://holylandtokyo.com/2025/03/03/10923/
「パキ機がインド機を遠方要撃!?」→https://holylandtokyo.com/2025/05/22/11653/


9月25日付Defense-News記事は、同月26日から10月12日にかけインド空軍が主催する演習「Tarang Shakti 26」がパキスタン国境から僅か200㎞のJodhpur空軍基地を中心に実施され、目玉として6機の米空軍F-35が初めてインドでの軍事演習に参加し、インド空軍主力のRafalesやSu-30MKIsや、他参加国からの仏RafalesやUAEのF-16とも航空作戦訓練を行うと報じています
