「死に体」エスパー国防長官の後任候補は

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トランプ再選時とバイデン政権時の2パターン
エスパー長官の寂しき現状を踏まえ
Esper RAND2.jpg10月29日付Military.comが、人種問題暴動への米軍派遣に反対してトランプ大統領の反感を買ったエスパー国防長官は「死に体」状態にあり、大統領選挙の結果にかかわらず交代必至だとワシントンDCの「一般常識」になっていると紹介しつつ、次の国防長官は政権政党にかかわらず史上初の女性になるだろうと予想しています
白人警察官が黒人男性の首を膝で押さえつけて死亡させた事件を発端に、「BLM」運動で破壊活動を伴うデモや騒乱が全米に広がった6月、トランプ大統領が米軍正規兵部隊の暴動鎮圧への投入を示唆した際、軍人出身者として部隊現場の雰囲気を察してか、いち早く反対の姿勢を示したことでエスパー長官とトランプ大統領との亀裂は修復不可能になったと言われています
Esper5.jpegポンペイオ国務長官と陸軍士官学校同期生で、湾岸戦争に現場指揮官として参戦し、陸軍中佐で退役した現場を知る国防長官として、前職の陸軍長官時代から軍改革の先頭に立ち、国防長官としても対中国に備えた各種改革検討に着手していた優秀な実務家であるエスパー長官が好きなまんぐーすとしては残念な限りですが、これも政治任用者の悲しい現実です
ワシントンDCに居場所が無いかのように海外訪問を続け、その発言が取り上げられることも少なくなりつつあるエスパー長官ですが、その後任が女性になりそうとのこの記事は、トランプ続投の場合、男性の中に国防長官を引き受けそうな人が見当たらないし、民主党は有力候補が女性で、それ以外でも史上初の女性国防長官との話題を民主党は好むだろうとのラインで書かれています
記事が名前を挙げている人物にどれほど根拠があるのか不明で、数人の識者に予想を聞いてみた・・・程度のお話ですが、DCの雰囲気を感じていただくべくご紹介します
10月29日付Military.com記事は後任国防長官について
Esper.jpg6月の暴動鎮圧への対応を巡り大統領と国防長官の関係が冷え込んでいるとの風評に関し、8月トランプ大統領はエスパー長官との関係について、「問題なくやっている。いい奴だ、問題ない」と記者団に応えていたが、その後のアフガンやドイツからの米軍削減発表に関し、国防省が蚊帳の外に置かれていたことから、最近NYT紙などはエスパー長官を「死に体の長官がペンタゴンを歩いている」と辛らつに表現している
エスパー長官は陸軍長官としてマティス国防長官が更迭される生々しさを間近で見て教訓としており、大統領との関係に細心の注意を払い、国防省のコロナ対策や米軍のコロナ対応への派遣にもうまく対応していると評価されていたが、BLM鎮圧の件での大統領との関係は修復不可能になったと言われている
トランプ大統領が再選された場合の後任候補
●CPAのLawrence Korb氏予想(レーガン政権次官補、元軍人)
Martha McSally上院議員(元A-10飛行隊長、現役時上官にレイプされたと議会で証言)
Joni Ernst上院議員(元州軍中佐) この2名は、11月3日の上院議員選挙で落選した場合に国防長官候補の可能性あり
●NYT紙
Barbara Barrett空軍長官(宇宙飛行士資格保有者で元フィンランド大使)
●CSISのMark Cancian氏予想
トランプ大統領に仕える難しさを嫌い、政権外部に候補者を見つけるのは難しいが、政権内ではポンペイオ国務長官(エスパー長官と陸軍士官学校同期)ぐらいしか思いつかない
●Times誌
Ryan McCarthy陸軍長官(元陸軍レンジャー部隊幹部)、Tom Cotton上院議員(イラク従軍経験ある元陸軍士官)、Jack Keane元陸軍大将(トランプ大統領から大統領自由勲章を受ける)
バイデン政権が誕生した場合の後任候補
下馬評No1は、Michele Flournoy女史(元政策担当国防次官、CNAS共同創設者)
●CPAのLawrence Korb氏予想
バイデン氏は女性初の国防長官で話題を狙い、かつ実戦経験のある女性を好むだろう。Tammy Duckworth上院議員(元陸軍ヘリ操縦者でイラク従軍で両足を失う)
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Barrett.jpg国務長官には過去3名(Condoleeza Rice、Madeleine Albright、Hillary Clinton)が登用されていますが、歴代27名が務めた国防長官は全て男性だそうです
なんだかんだ言って、バイデンよりはトランプの方が良いだろうと思う今日この頃ですが、どちらの国防長官も大変だろうと思います
また、NHKをはじめ日本メディアの報道の偏り具合が異常で、こんな日常に慣れてしまってよいのかと恐ろしくなる毎日です
「エスパーとマティスのデモ鎮圧関連発言に思う」
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