注意!! → Holylandを防衛研究所の菊池茂雄氏や高橋杉雄氏と勘違いしている人がいますが、他人です。大変迷惑しています。「はてなアンテナのvon-mansteinさん」には訂正をお願いし、修正していただきましたが・・・。
5日、フロノイ政策担当国防次官(Michele Flournoy)と統合参謀本部作戦部長のパックストン海兵隊中将(John Paxton Jr)が下院軍事委員会で証言し、「我々にとって優先順位第1位」と表現するアフガン作戦の状況について述べました。
最近あまりにもワンパターンな話ばかりだったので取り上げませんでしたが、優先度No1ですので「Cautiously Optimistic」(フロノイ次官:写真右)な状況をご紹介します。
フロノイ次官は「Cautiously Optimistic」な様子を
●我々は成功を収めつつある。アフガンで久々に正しい方向にある。久々にそしてついに、正しい戦略、任務、そしてリーダーシップチームを得ることが出来た。まだまだ挑戦は続く。しかし正しい方向に動き始めた。
●3万人の増員のうち、約半数が現地に到着し、8月末には移動が完了する。またNATO等コアリションの9千人も支援を約束している。
●我々の目標は、アルカイダの分断、破壊、打倒とアルカイダ聖域の除去である。その為にはアフガン政府の統治能力を高め、二度とアルカイダや不法分子の手に落ちないようにする。
●良い方向に向いた要因としては、民間人犠牲者の抑制、アフガン治安部隊の育成、経済・政治環境改善のための非軍事アセットの増加、が上げられる。
●ヘルモンド州における作戦準備では、軍民間の協力があらゆるレベルで行われた。我々は、住民と協力した作戦計画の準備が、アフガンの人々に所有の感覚と共同の成功に向けた取り組みを促すに重要であることを強く感じた。
●大統領は、ゲーツ長官に特に兵員防護のための追加兵力派遣の権限を与えている。
パックストン作戦部長は・・・
●成功に向けた条件が整い始めた。最も重要な正しいリーダーシップと戦略がそろった。
●マクリスタル司令官の作戦計画は次の4つを求めるものである。アフガン住民の保護、アフガン治安機関の育成、(アルカイダの)悪い影響阻止、そして政府の勢力圏拡大である。
●そして同司令官はこれを実現するため多くを成し遂げてきた。
フロノイ次官はしかし、「アフガンでの成功が単純だと考えて欲しくない。決してそんなものではない。状況が好転する前に悪化することもあるだろう」と自らを戒めるように楽観論を廃しました。どこにも楽観論などありませんが・・。
やっと条件がそろいましたか・・・いつまで米国の体力が持つでしょうか・・・。帰還兵や退役者で荒れつつある地域社会をマレン統合参謀本部議長が現在慰問・激励行脚中です。
極東の我々としては、はやくそこから抜け出してくれ・・・普通の状態に戻ってくれ・・と願わざるを得ません。原油も漏れてるし・・・。
コメント