無人機の離着陸も無人化か

MQ-1.jpg先週、間もなく空軍副参謀総長に就任するブリードラブ空軍計画部長(Lt. Gen. Philip Breedlove)がとある朝食会で軍事記者に語った「Air-Sea Battle」に関する内容をお伝えしましたが、同じ朝食会で無人機の増強に関する話もしていたようですのでご紹介します。12日付「DOD Buzz」の記事より
Breedlove部長(中将)によると・・・
無人機の配備に関する要求が世界中の戦闘コマンド指揮官から届いているが、中央軍隷下に配備するのが精一杯で、前線の要求に応えられていない。
無人機増強配備のネックになっているのは、訓練を受けた兵士の不足である。
breedlove.jpg●無人機の運用には大きく3つのカテゴリーで人が関与する。一つは無人機の操縦やセンサーの操作、二つに無人機によって得られた情報の整理分析配布に必要な要員、そして三つ目に整備や離着陸に必要な要員の3つである。
仮に無人機を自動で離発着出来れば、無人機の離着陸を行う要員や離着陸操縦装置を現地に運搬する必要が無くなる。
●離発着の自動化で運用に必要な人員を削減でき、兵員不足対策にもなる。そして国防省の高官が悩む人件費を抑制する事につながる。(以上が記事概要)
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無人機の離着陸がどこまで自動化できるのか、技術的な課題を把握しているわけではありませんが、現在でも無人機と地上との衛星通信が途絶した場合、無人機自身が発進基地まで戻るようにプログラムされていると言われています。
離着陸失敗のリスクをどこまで受け入れるか・・安全やコストや・・もろもろの総合判断でしょう。
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