2028年度予算案の策定過程で「F-16G」導入を5か年計画に
今も826機を運用中:F-16を最後に入手した2005年以来となるか
現在もロッキード社は「UAE用F-16E/F」生産ラインを稼働中
導入規模や調達期間は不明も複数関係者が証言の模様
老兵F-15の新型F-15EXと並び、新型F-16なるのか?
米空軍は現在も戦闘機保有数の約40%となる826機のF-16C/D型を運用中(正規軍に484機、他は州空軍等)で、最も新しい機体でも導入されたのが20年以上前の2005年となっており、平均機体年齢34歳の「老兵」です。
それでも、これまで何回も「延命&能力向上改修」が行われ、ステルス性は無いものの、空対空、CAS、SEAD、阻止攻撃、戦術核兵器投下、全天候爆撃任務に対応できる機体として、一部は2070年代までの運用可能性がささやかれている機体です。
これまでロッキード社により4500機以上が生産され、今なお世界中で3000機以上が現役との「世界のベストセラー戦闘機」で、「比較的安価な機体に最新技術を搭載可能な万能作戦機」として、今でも年間約50機が様々にアレンジされた新造機や近代化改修機として諸外国用(UEA,台湾、バーレーン、ヨルダン等)に生まれ、部品調達が容易で維持整備支援も受けやすいことから、最終的に5000機を超えそうな勢いです。
最新型はBlock 70の「F-16E/F型」で、UAE輸出用として、テキサス州の工場から移転した南カロライナ州Greenville工場の生産ラインで2019年から製造されており、生産体制の基礎も確立されていることから、米空軍が「F-16G」として発注しても大きな問題は無いと記事は触れており、
また新型導入決定されれば、「F100エンジン」製造のPratt & Whitney社(RTX配下)や、当然搭載されるだろう新型AESAレーダー(AN/APG-83)、総合電子戦システム「IVEWS:AN/ALQ-257」や目標照準ポッド「LITENING LA」を改良開発中のNorthrop Grumman社が大きな恩恵を受けるだろうとも記事は紹介しています
記者の問い合わせに対し、ロッキード社は回答を避けつつも「米空軍とそのニーズを支える用意が
ある」と対応し、米空軍報道官は「今は将来国防計画の選択肢を検討分析する初期段階にあり、具体的な要求事項も、対応する選択肢もまだ明確に定義されていない」とコメントしたとのことで、「F-16G」が導入検討されている規模や調達時期は不明です。
また記事は匿名関係者の話として、現有F-16に対する更なる延命や能力向上改修のオプションに関しては、「延命改修には限りがあり、限度を超えると機体自体の強度とバランスが損なわれる」と、小手先の追加延命措置に流れる危険性を指摘したとのことです
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ブログ記事冒頭で「まんぐーすの推定」ながら新型F-16導入検討の背景を、「戦闘機不足(高コス
トF-47の導入後ろ倒し検討、F-35最新型開発遅延、F-15EX製造ペース低迷、対イラン作戦での酷使等が背景と推定)」と説明させて頂きましたが、
「高コストF-47の導入後ろ倒し検討」に関しては、「ググった」結果として、同機の推定価格(1機300億〜450億円)から、米空軍が現在、設計の根本的見直し(エンジン数削減や要求簡素化等)を行っており、十分な機数での配備時期が後ろ倒しになるリスクが高まっているとの情報から記載しました。厳密な根拠等を確認できていませんが、至極当然な流れだと思います。
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9月16日付米空軍協会web記事が「独占スクープ」扱いで、米空軍が2028年度予算案(添付の5か年計画も含む)検討の中で、戦闘機不足(高コストF-47導入延期検討、F-35最新型開発遅延、F-15EX製造ペース低迷、対イラン作戦での酷使等が背景と推定)への対応として、新型F-16戦闘機の導入を検討している模様だと、複数の匿名関係者の証言を基に報じました。