米豪共同開発の別のCCAを西太平洋Valiant Shield演習へ投入

2021年から開発のボーイング社製のMQ-28 Ghost Bat
グアム・マリアナ諸島・日本で実施のValiant Shield演習で
米軍導入決定のFQ-42やFQ-44より早く演習に試験投入
6月22日から7月1日までの同演習には米豪日加NZ参加

6月24日付で米太平洋空軍PACAFは、6月22日から7月1日までグアム島などマリアナ諸島と日本周辺を使用して行われた多国間統合総合演習「(第11回目の)Exercise Valiant Shield 2026」に、米豪が2021年から共同開発しているボーイング社製の「MQ-28 Ghost Bat」無人ウイングマン機CCA(Collaborative Combat Aircraft)が、米空軍の実験作戦部隊と共に参加していると伝えています。

演習自体は米太平洋軍PACOMを中心に計画され、米豪日加NZから陸海空海兵隊部隊が参加して行われており、開発中の「MQ-28 Ghost Bat」の演習参加は6月初めに太平洋軍から発表済でしたが、同日国防省から、「MQ-28」が米空軍F-35やF-22、米海兵隊F-35、米海軍F/A-18Eと共に、マリアナ諸島のロタ島飛行場に展開している写真が新たに公開されたようです。

「MQ-28」の参加に関し26日付米空軍協会web記事は
●MQ-28は他のCCAに先んじて演習参加となったが、PACAF報道官は、同CCAが演習でどのように使用されるか、またどの機体と連携するか等に関する問いに対し、作戦運用上の非公開事項として回答を避けた。
●ただし、6月初旬の太平洋軍発表の中では、「(MQ-28は)航空優勢確保のための防御および攻撃的な空中任務を含む、さまざまな任務を遂行する予定」とされていた

●米空軍がCCA第1弾として6月17日に製造契約締結を発表した2機種(FQ-42とFQ-44)と同様に、MQ-28も戦闘機の攻撃能力を拡張する弾薬搭載可能とされ、モジュール設計で迅速に最新技術の導入可能な設計となっている。
●ボーイング製の同機は、2021年に米豪共同開発が開始され、2028年の運用開始が計画されている。(米空軍のCCAの運用開始予定時期は公表されていないのに・・・)

●演習にはCCAの試験や評価を担当するExperimental Operations Unitが参加しており、同部隊指揮官の中佐は今年2月時点で、「可能な限り早期にCCA(機種には言及無し)を演習で参加させる予定だ」と語っていた。
●また同中佐は演習参加に際し、「人間と機械(無人アセット)連携の強化により、戦力投射能力を高めると同時に、統合部隊の作戦能力と強靭性と破壊力をより拡大したい」と語っている

米空軍がMQ-28とF-15EXの編隊飛行写真を初公開
●7月1日米太平洋空軍は、Valiant Shield 2026演習に参加しているMQ-28と、嘉手納基地に配備を前に要員完熟訓練用に短期展開しているF-15EXが、フィリピン海上空を編隊飛行する画像を公開しました。
●CCAと有人戦闘機の編隊飛行画像を、米軍が公開したのは初めて。

●F-15EXがMQ-28を空中で「操作」したかどうかについて、米空軍は何も触れておらず、訓練や運用の細部については言及しない姿勢を貫いている。
●F-22やF-35がCCA開発試験の中で、別のCCA型機MQ-20を何らかの形で操作したことは発表されていたが、F-15EXがこれまでCCAとの関連で紹介されたことは無かった。
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第11回目のValiant Shieldは、同時期に大分熊本鹿児島沖縄の演習場等で行われた米海兵隊と陸上自衛隊との共同演習(Resolute Dragon:約1万名参加)と並行して行われました。

米空軍が関わっている機体名称が付与済のCCAには、6月17日に製造決定した2機種(GA社の「FQ-42」とAnduril 社の「FQ-44」)、今回ご紹介した「MQ-28」、更に2025年12月22日に突然正式な機体名称「YFQ-48A」を米空軍が付与し、CCAの「強力な候補機種:strong contender」だと発表したNorthrop Grumman社の「YFQ-48A」があります。

その他にも、資金提供して企業に研究開発させている機体が数機種あるのですが、これらすべてのCCAは、「操縦者の仕事」を守るためにひねり出した「有人機との連携」との極めて曖昧で意味不明なコンセプトに振り回され、一向に運用構想や成果が見えない状態が続いており、ウクライナが日進月歩で進めるドローン開発の斬新さと迅速さと有効性の前に、完全に霞んでしまっています。

映像:ロタ島に展開中のMQ-28、空自F-2、米海兵隊F-35B、豪海軍P-8哨戒機など(約10分)

映像:豪州でのMQ-28開発試験等の様子(3分半)

大躍進の新興企業Anduril社幹部が根本的問題を訴え
「決断できない国防省や米軍に不満」→https://holylandtokyo.com/2025/02/18/10732/

新政権以後CCA計画関連
「第1弾で2機種両方採用」→https://holylandtokyo.com/2026/06/22/15028/
「第1弾Andurilが空軍と試験」→https://holylandtokyo.com/2026/04/24/14570/
「価格は想定以下可能」→https://holylandtokyo.com/2026/04/02/14325/
「?突然新機種YFQ-48A発表」→https://holylandtokyo.com/2026/01/15/13510/
「第1弾2機種が地上試験開始」→https://holylandtokyo.com/2025/05/09/11488/
「第2弾は安価低性能」→https://holylandtokyo.com/2025/04/30/11421/

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