2024年4月にGA社とAnduril社製を候補に選定
GA社は25年5月に、Anduril社は同年10月から飛行試験開始
2026年3月にAnduril社製YFQ-44Aが生産開始
そして4月6日の週に米空軍テスト部署がお試し運用確認
冒頭でご紹介したように、米空軍は2024年4月に第1弾CCA(有人戦闘機に随伴して戦う機体イメージ)候補機としてGA社製とAnduril社製を選定し、2025年から各社が飛行試験を開始していましたが、今年2026年3月にAnduril社製 YFQ-44Aの生産が先行して開始された、と明らかになっ
ていたところ、更なる機体開発の進展を示す動きが明らかになりました。
CCAで米空軍が何をしようとしているのか、依然として良く分からない状態ですが、2025年10月にAnduril社の担当副社長が、「以前は有人機パイロットがCCAを完全に操縦するイメージだったが、今ではCCAを操縦する人間はいない」との主旨の発言を行い、事前プログラムと自律運用AIが飛行や任務を司る形態に向かいつつあることが示唆されていたところです。
4月17日付Defense-News記事によれば・・・
●(上記の流れの中で行われた)今回の「hands-on testing」は、空軍の前線運用部隊代表であるEOUと空軍調達部署が連携しつつ、Anduril社から操作法を学びつつ、実施にテスト飛行で「飛
行計画のPCからのUp-Load、武器搭載、飛行前機体点検、地上滑走、離着、飛行特性確認、飛行中のタスク変更、飛行中データのリアルタイム確認、兵器射出、着陸回収、飛行後のデータ管理旋回」を行って確認し、
●「EOUが前線運用者の声を早い段階から開発にInputすることで、CCAの成熟を加速」すると同時に、「そのEOUと空軍調達要員が、性能とコストのトレードオフを、現場で実飛行を確認して議論しながら見極め、フィードバックのループを迅速化させる」目的で実施された・・・と米空軍担当幹部(大佐)が説明
●またAnduril社の別の幹部は16日に、「前線の現場使用を想定した堅牢なPCでミッション計画を作成Up-Loadし、地上滑走や離陸指示を出し、飛行中に任務変更可能なことを確認した。また従来有人機のような基地固定の大規模インフラが不要なことを確認した」、「従来無人航空機との
比較でも、YFQ-44Aが少人数で維持整備可能なことを実証した。またEOU要員は、わずか数日で再発進準備や飛行間整備要領を容易に習得した」と、操作や維持整備の容易性を強調した
●米空軍がAnduril社に、YFQ-44Aを何機発注したかは不明だが、米空軍関係者のこれまでの発言からすると、1000機以上のCCA導入を想定している模様である。
●現時点では、GA社とAnduril社の両社が第1弾CCA開発に取り組んでいるが、米空軍が今年中に1社に絞り込む決定を下す可能性がある
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テストに関する映像解説(約11分)
CCAに関しては、色々な検討や開発や試験が進んでいるようですが、「まんぐーす」には、米空軍の悲痛な叫び「無人機を有効に活用しろ! ウクライナに学べ!・・・と議会や専門家等の外野がうるさいから、無理やりCCAとのアイディアを持ち出し、企業に試作機を作らせ、具体的に進展している形を見せているが、有人戦闘機と有人爆撃機だけでこのまま余生を送りたい有人戦闘機命派の我々の本心からすると、邪魔くさくてやる気が出ないよぉ・・・」との声が聞こえてきます。
この米軍の「やる気のなさ」「アイディアの欠如」は企業側から厳しく指摘されており、例えば2025年1月に無人システム中核企業Anduril社経営トップが、既にドローン制御技術は十分高度に発展し、「自動ターゲット認識から任務遂行に関する自律的で多様なドローン動作」が可能なのに、米軍側が何をどうしたいのか示してくれない&判断してくれない・・と訴えています。
→「ドローンを既存有人機部隊や有人艦艇部隊と如何に統合するかの課題に関し、つまり、ドローンの重要な要求性能決定について、政府や米軍はもっと積極的に関与してほしい」と精一杯の苦言
日本の戦闘機命派が、米空軍より更に消極的であることは、論を待ちません・・
大躍進の新興企業Anduril社幹部が根本的問題を訴え
「決断できない国防省や米軍に不満」→https://holylandtokyo.com/2025/02/18/10732/
新政権以後:専門家も?のCCA計画関連
「価格は想定以下可能⁉」→https://holylandtokyo.com/2026/04/02/14325/
「謎:突然新機種YFQ-48A発表」→https://holylandtokyo.com/2026/01/15/13510/
「第1弾2機種が地上試験開始」→https://holylandtokyo.com/2025/05/09/11488/
「第2弾は安価低性能⁉」→https://holylandtokyo.com/2025/04/30/11421/
前政権での構想検討
「CCA補完の安価な」→https://holylandtokyo.com/2024/06/21/5988/
「2029年までにまず 100機」→https://holylandtokyo.com/2024/05/21/5863/
「2機種選定大手3社案が選考漏れ」→https://holylandtokyo.com/2024/05/17/5851/
「あと6年で実用化に試験準備」→https://holylandtokyo.com/2023/11/08/5153/


4月16日米空軍は、無人ウイングマン機CCA(Collaborative Combat Aircraft)の第1弾として開発中の2機種の内、Anduril社製のYFQ-44Aを米空軍のテスト運用チーム(EOU:Experimental Operations Unit)が使用法を学びながら、加州Edwards空軍基地周辺空域で機体の特性や操作法を確認する実地試験を行った(テスト飛行は4月6日の週に実施の模様)と発表しました。