12機のF-22がF-35との交代でローテーション配備用に嘉手納到着も
「辺野古」事件は無視の琉球新報が「12機」到着と「4機」帰還と報道
ただ、最も関心ある「遅延中の新機種の初号機到着時期」に関し、米空軍から依然音沙汰無し
本件に関し「ねちっこい監視を続ける」沖縄の琉球新報(同4日及び5日付web版)は、「5月2日から3日にかけ、12機のF-22がアラスカの基地から飛来した」、「4日早朝から、嘉手納基地に米本国から巡回配備中のF-35A戦闘機24機のうち、アラスカ州Eielson基地所属の4機が嘉手納基地を離陸し、アラスカに戻った」と報じており、両情報を総合すると、ローテーション配備担当機体がF-35からF-22に入れ替わるものと推定されます
ただ、以下で経緯をご紹介するように、米空軍嘉手納基地関連で今最も関心の高い「新配備機種F-15EXの初号機到着時期」について、2026年2月に米軍機関紙が報じた「製造工場従業員ストライキの影響で、当初予定だった2026年3月~6月から遅れる。2026年春には新配備時期が明らかになる」・・に関して米空軍側から新たな情報はありませんでした。
嘉手納F-15C/D型退役関連の経緯を振り返ると
●2022年10月28日米空軍が、約40年間展開してきた48機のF-15C型戦闘機を「今後2年間で」段階的に米本土へ撤退&退役させると発表
(以降、同11月から米本土所属F-15Cを皮切りに、約半年交代で、F-16、F-22、F-35、F-15Eが交代でローテーション戦力穴埋め派遣され、現在に至る。2026年2月時点では、F-35とF-16が展開中)
●2024年7月米国防省が、「F-15後継機として嘉手納への36機F-15EX配備」と「三沢基地36機F-16後継で48機F-35A配備」を発表。ただし、いずれの機種変更に関しても、新機種の編制完了予定時期には言及せず
●2025年3月嘉手納第18航空団司令官が、「嘉手納配備F-15EX初号機の到着は、2026年3月~6月の見込み」と発表
●2025年4月、米空軍(正規軍)最後の飛行可能F-15Cが最終フライトを嘉手納で実施
●2025年7月、2機のF-15EXが「短期間派遣」で嘉手納に飛来し、嘉手納所属パイロットや整備員が配備予定の機体を実地で学ぶ機会を提供
●2026年2月17日付Stars and Stripes紙web版が、嘉手納配備F-15EX到着は、同機を製造するボーイング社セントルイス工場での従業員ストライキの影響(2025年秋から冬)で遅れ、2026
年春には新配備時期が明らかになると報道
●同年5月5日、米空軍がローテーション派遣で米本土から機数不明のF-22展開と発表。F-15EXの展開時期に関し言及無し
(補足情報:2025年4月27日米空軍は、三沢基地に配備予定の48機のF-35戦闘機の機数不明の第1陣が到着と発表)
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最新4世代機F-15EX開発は2020年にボーイングと契約成立し、F-15C/D型の発展形であるサウジやカタールやシンガポール空軍用のF-15SやF-15QAやF-15SGが、最先端技術を段階的に導入しながら継続的に開発製造されて来た経緯も背景に極めて順調に行われ、末尾の過去記事でご紹介
しているように、初号機が2021年に試験提供された直後から本格演習に参加して現場で大好評を得るなど、「超優等生」な道を歩んでいます
ただ、第5世代機や6世代機が欲しい米空軍は、契約当初にF-15EXを144機導入予定も、予算不足を理由に2025年度予算では機数を98機にまで削減しており、2024年7月に発表された「嘉手納への36機F-15EX配備」に、この導入機数削減が影響するのでは・・と注目されていたところでした。
そんな中、4月に公表された2027年度予算案では、トランプ政権による国防予算前年度比1.5倍増要求を受け「F-15E要求」が復活し、24機分の追加調達予算が計上されており、ボーイング工場ストライキ打撃の影響も含め、嘉手納配備時期への影響が注目されています。
F-15EXと嘉手納関連
「EX配備の遅延発表」→https://holylandtokyo.com/2026/02/25/14009/
「嘉手納部隊2026年完成」→https://holylandtokyo.com/2024/09/18/6281/
「嘉手納にF-15EXを」→https://holylandtokyo.com/2024/07/05/6097/
「初号機は正規軍でなく州空軍へ」→https://holylandtokyo.com/2024/06/13/6009/
「試験配備直後に大規模演習参加」→https://holylandtokyo.com/2021/05/25/1710/
「初号機を米空軍受領」→https://holylandtokyo.com/2021/03/22/166/
米空軍三沢基地へのF-35配備は
「三沢米空軍に配備用F-35の第1陣」→https://holylandtokyo.com/2026/04/01/14359/


5月5日米空軍は、沖縄の嘉手納基地に配備されていたF-15C/D型の退役に伴う「臨時穴埋め戦力:ローテーション派遣戦力」交代機として、機数不明のF-22戦闘機をアラスカのElmendorf-Richardson基地とヴァージニア州Langley-Eustis基地から展開させたと発表しました。