航空管制情報と無人機情報を融合して一元監視可能に

米空軍研究所が「CLUE プロジェクト」の世界展開を目指す
無人機交通管制システムの情報を航空交通管制システムに提供
飛行場管制官が一つの画面で有人機と無人機を把握して安全確保へ

7月9日付Defense-Newsは、無人機監視や無人機管理システムの情報を、飛行場管制官が使用している有人航空機を監視するレーダー情報と融合して活用可能にする米空軍研究所AFRLプロジェクト「CLUE: Collaborative Low-Altitude Uncrewed Aircraft System Integration Effort」に関し、最近のお披露目で高評価を獲得し、今年後半にはドイツのRamstein空軍基地に配備され、その後は全世界の米国防省管轄の飛行場管制施設に導入する準備が進められている、と報じています

CLUEの開発は、ニューヨーク州ローマ所在のAFRLで2016年に開始され、2022年にはフロリダ州のMacDill空軍基地で初期試験が開始され、AFRLは国防省DIU、国防省調達局、そして複数企業と提携し、2024年に複数の無人機管制システムと統合することにも成功しました。

そして最近のデモンストレーションでは、CLUE は従来の有人機交通管制システム情報と融合し、航空管制官に航空管制レーダー、対UAS システム、その他のセンサーからのデータを統合した運用状況画像を提供し、航空交通の衝突回避、UAS識別、更にFAA規制遵守を支援するシステムだと好評を得ました。

国防省調達担当次官補の下で本件を担当するJohn Sawyer氏は、「無人機対処チームは無人機以外の有人機状況を把握でき、飛行場の航空管制官は有人機以外の無人機の情報を単一画面で把握できるようになる画期的な取り組み」だと CLUE をアピールし、今後世界中の基地に導入される可能性があると語っています。

同氏は特に、無人機の目視外運行等に関する制限や許可申請を緩和する新たな規制指針「Part 108」を連邦航空局FAAが現在検討しており、この規制緩和の流れの中でも、航空交通安全を確保する意味でも重要な取り組みだと強調しています
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融合されるドローンに関する情報が、味方が操作するドローン情報だけでなく、敵対的なドローン監視情報も融合するようですので、将来的に様々なドローン対処兵器の情報も連接可能なシステムだと想像しています。

連邦航空局 FAAや他国でもこのような検討研究が存在するのでしょう・・・。日本にはなくても・・・

 

ドローン対処の苦闘
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