注意!! → Holylandを防衛研究所の菊池茂雄氏や高橋杉雄氏と勘違いしている人がいますが、間違いです。大変迷惑しています。「はてなアンテナのvon-mansteinさん」は訂正をお願いします。
5月10日付発行TIME誌の「世界にもっとも影響を与えた100人」特集に、ハイチ大地震の際に国際空港の運用再開を行った米空軍特殊部隊の戦術管制チームのリーダー、アントニオ・トラビス最上級先任軍曹(Air Force Chief Master Sgt.)が選出されました。
本チームの活躍については2月15日「米空軍特殊部隊の活躍」でもお伝えしましたが、今回の選出を機に、再度紹介させていただきます。
トラビス先任軍曹は、オバマ大統領の出動命令を受けた12時間後にはハイチ国際空港に落下傘降下で到着し、到着のわずか28分後にはカードゲーム用の小さなテーブルと携行無線機を用いて空中で待機していた1番機を受け入れました。その後12日間ノンストップで昼夜を分かたず飛行場管制を行い復興支援の道筋をつけました。その間に扱ったその間に扱った離着陸4000回、ほぼ5分間隔の各国チャーター便離発着を無事故で仕切りました。
10機程度の駐機スペースしかないハイチ国際空港に42機もの大型機がひしめく混乱を、冷静に優先順位を定めてさばき、再開1日目に平均4時間であった空中待機時間を、2日目には2時間、3日目にはなんと15分以下にまで短縮した手案が高く評価されました。おまけに特殊救難部隊への情報提供を同時並行的に行い、17名の救出に携わったことも評価を高めています。
トラビス先任軍曹は、7年間の海兵隊勤務の後に空軍特殊部隊に転進、戦術航空管制員として太平洋地域や欧州方面の各種戦闘場面や災害対処・人道支援のミッションを多数経験した強者です。
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