ハワイF15が最後の訓練

HawaiiF15-2.jpg8月25日、ハワイ州空軍に所属する第199戦闘飛行隊のF-15が最後の飛行訓練を行いました
同飛行隊は今後、機種をF-15から20機のF-22に変更する予定で、7月8日に最初の2機がヒッカム基地(Joint Base Pearl Harbor-Hickam)に到着したことをこのブログでもお伝えしたところです。米空軍HPの記事より
ハワイに残っている最後のF-15(3機)は、既に移動した本体と合流するため9月1日にモンタナ州空軍(120戦闘航空団)に移動し、ハワイF-22部隊立ち上げ移行期間はハワイの防空を担当する予定です。また2機はネリス空軍基地のアグレッサー部隊所属になる予定です。(厳密にはまだF-15がハワイで飛びます・・
F-15Hawaii.jpg米空軍HPの記事は、最後のフライトをするベテランパイロットのさみしそうな言葉を紹介していますが、我々にとって気になるのは記事へのコメント欄に退役中佐が「ハワイに所在した大量のF-15(推定2個飛行隊50-60機)をたった20機のF-22で代替できるモノだろうか・・。」と書き込みしている点です
記事がF-15全体の機数に触れていないのはこの様な背景があるからだろう・・・ことを想像させます。
本年度、米空軍は250機の戦闘機を早期引退させ、約4000億円の経費を削減、テロとの戦いやISR強化に人員と共に充当します。
同時にF-35開発が大幅に遅延していることから、州空軍の4世代戦闘機が老朽化で枯渇状態に陥りつつあることから、世界的な戦闘機の引きはがし・穴埋め移動が行われています
いや、引きはがしと言うよりも・・・時代の流れや脅威の変化を受けて「お払い箱」になっている・・との表現が適切でしょうか・・
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