イラク空爆開始:救援物資投下も

イラク空爆&物資投入作戦の米国防省特設ページ
http://www.defense.gov/home/features/2014/0814_iraq/
Obama-Iraq2.jpg米国時間の7日夜、オバマ大統領は米国領事館や米イラク作戦センターの所在する「Irbil」をイスラム過激派(Islamic State in Iraq and the Levant:ISIL )が脅かすのなら、米軍が空爆を行うと発表し、8日早朝6時45分(日本時間8日19時45分頃)から空爆が開始されました
正式な作戦名は不明ですが、米国防省webサイト特設ページは「Targeted Operations」とのタイトルを掲げています
オバマ大統領の掲げた作戦目的は
●イラク所在の米国人保護
●イスラム過激派に追いやられた少数派への人道的支援
これまでの攻撃は
●8日6時45分→2機のFA-18によるイスラム過激派の迫撃砲陣地への攻撃(500ポンド精密誘導爆弾)
●同日10時→無人攻撃機MQ-9による過激派迫撃砲陣地への攻撃(ヘルファイアミサイル)
●同日11時20分→4機のFA-18による過激派の砲兵陣地と車列への攻撃
8日付Defense-News記事の作戦解説
(3本立ての作戦)
●非伝統的なISR活動
Targeted Operations.jpg7月29日にMike Hostage空軍戦闘コマンド司令官は、本作戦に至るまでのISR活動を「nontraditional ISR:非伝統的なISR」と呼び、「ターゲティングPODのようなISR能力のある戦闘機を使用しており、地上で何が起こっているかについて驚くべき多くの情報を得ている」と表現している
しかし、細部どの機種を私用しているのか等については語らなかった
●イラク軍やクルド軍への物資補給
国防省高官によれば、7日夕刻クルド族の支配する山岳地域に人道支援物資を投下。2機のC-130と1機のC-17が輸送し、2機のFA-18が援護飛行を実施
またイラク軍やクルド軍が過激派と対峙するに必要な物資補給を行っている
MQ-9-2.jpg●航空攻撃
過激派が保有する対空兵器は、持ち運び式の携帯対空ミサイル程度であり、多様な航空機を投入可能。
現在までの攻撃は、ペルシャ湾で活動中の空母George H.W. Bushを発進したFA-18と、配備基地不明の無人機MQ-9
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オバマ大統領は「作戦終了予定日を設定していない」と語ったようです。作戦の「真の目的」がどこにあるのかを知る由も在りませんが、その目的が達成されるまで続くのでしょう。
FA-18-refuel.jpg10年以上にわたるイラクとアフガンでの経験の全てを投入し、米軍航空戦力はこの対テロ作戦に挑むのでしょう。
相手の非人道的な性格からすると、ガザ地区の「ハマス」のような「マスコミを味方に」作戦が可能なのか疑問ですが、「民間人を盾に」作戦は可能でしょう過激派側の出方とあわせ、「生暖かく」見守ることと致しましょう・・・。
イラク空爆&物資投入作戦の米国防省特設ページ
http://www.defense.gov/home/features/2014/0814_iraq/

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