横田基地で新型C-130輸送機が本格稼働

HからJ型への更新は新型機導入並みの能力向上
C-130J.jpg6日付米空軍協会web記事が、4月にC-130輸送機のH型からJ型への機種更新を終えた横田基地のC-130部隊(374輸送航空団)の様子を紹介し、J型の優れた能力を取り上げています。
世界各国が使用する軍用輸送機4000機の中の1000機を占め、1950年代に初号機がデビュー時に「世界のベストセラー」「世界中の輸送機の手本」となったC-130輸送機ですが、現在の様子を断片的ながらお伝えします
まずネット情報からH型とJ型の比較
搭載量 19トンから20トンへ
 (ただし、機内容積が増したため、空中投下パレット搭載量は3割増しの24個に
●最高速度 590㎞から660㎞
C-130J 3.jpg●航続距離 16トン搭載時で2410kmから3890㎞へ
●操縦装置の改良により操縦要員が5名から3名へ
●エンジン換装 25%パワーアップのRolls-Royce AE 2100
H型は翼下増槽タンクオプションがあったが、エンジン効率アップで空気抵抗の増える同タンク無しの形態
また機体内の増槽もなくし、搭載容量の削減無しで上記の航続距離延伸達成
●見た目では各エンジンのプロペラが4枚から6枚に、胴体は少し長く
6日付米空軍協会web記事によれば
2017年3月に初号機が横田基地に到着して始まった14機の更新は、2018年4月に最終機が到着して完了した。その後の演習や訓練を経て、横田基地のC-130J型部隊は本格的に活動を始めている
●これまで既に、通用の輸送任務だけでなく、「Vigilant Ace」、「Cope North」、「Red Flag-Alaska」等の演習にも参加し、特に最大限の能力発揮を試される「Vigilant Ace 18」も乗り切った
C-130J 2.jpg●「Vigilant Ace 18」時には7機しか期待がなかったが、米本土から2機を追加配備して演習に参加し、4日間で105ソーティーの飛行を行い、2個戦闘機航空団の移動を可能とするだけの輸送量をこなした
●計画された飛行の中で、機体整備のトラブルで遂行できなかった飛行は僅か1ソーティーで、部隊兵士は「この厳しいスケジュールで、これだけの飛行は、H型では無理だった。J型だから可能になった」と語った
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あまり目立たない横田基地のC-130部隊ですが兵站の要として活躍を期待します
それから・・・7日、横田にF-22が4機以上急きょ飛来したとか・・・米国務長官の北朝鮮行きの護衛との観測が
C-130輸送機関連
「AC-130にレーザー兵器を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-07-06
「米C-130 にジブチで中国からレーザー?」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-05-04
「威力強烈:AC-130」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-06

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