空軍長官が上院軍事委員会で語る:細部時期には触れられず
F-15EX予定総機数は129機→267機へ増え、更に最大329機の可能性も
F-15EX総製造機数は契約当初144機予定でしたが、5世代機や6世代機投資を優先したい米空軍は、予算不足を理由に2025年度予算案では機数を98機にまで削減しましたが、米議会が反発して2026年度予算では129機まで押し戻されおり、工場ストライキ前までは2026年春の到着を懸念する声を聴くことはありませんでした。
そんな中、4月に公表された2027年度予算案では、トランプ政権による国防予算前年度比1.5倍増要求案の中でF-15E導入ペースが加速していましたが、5月12日の上院軍事小委員会で米空軍司令部計画部長が、F-35のTR-3やBlock 4能力向上改修が遅延していることから、F-15EX調達計画機数を従来の129機から267機に引き上げることを空軍として決定し、2027年度予算案に反映していると明らかにしています。
またMeink長官議会証言を報じる5月21日付米空軍協会web記事は、共和党の上院議員2名が、最大329機のF-15EX取得を米空軍に認める法案を既に提出して議論が開始されているとも報じており、F-35の最新バージョン導入遅れ等を受け、前線部隊での評価が高いF-15EX導入機数が爆増する模様です
工場ストライキの影響で、嘉手納基地以外にも州空軍基地3か所(オレゴン、ジョージア、ミシガン)とニューオーリンズの海軍基地への配備が遅れており、更に267機への導入総数増加を踏まえた追加配備基地は現時点では未定で、戦略的なF-15EX配備検討を行う予定だとも21日に空軍長官は議会で説明しています。
更に同長官は、現在もボーイング社と月産2機ペースの製造レート増を協議しているが、共和党上院議員2名が提出した法案には戦闘機の複数年契約を可能にする内容も含まれており、法案が成立すれば、企業が機体製造ペースを長期レンジで予測可能となり、生産ラインへの投資が促進される効果も期待できると証言しています。
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記事のメイン内容は「嘉手納へのF-15EX配備は2027年に遅れるが、細部時期は未定」との空軍
長官発言ですが、補足&追加情報として、「F-15EXの総製造機数が129機から267機に上方修正され、更に329機まで許容する法案まで提出済み」、「複数年契約の目もある」状態にあり、ボーイング社の生産能力拡大は急には難しいが、F-15EXは空軍内で存在感が一段と増す方向にある・・・とご理解いただければ幸いです。
米空軍の戦闘機体系全体への影響までは現時点で語れませんが・・・、そのうち米空軍幹部が徐々に語り始めるのでしょう・・・F-35調達機数の削減とかも含め・・・
F-15EXと嘉手納関連
「EX配備時期は依然情報なし」→https://holylandtokyo.com/2026/05/11/14721/
「EX配備の遅延発表」→https://holylandtokyo.com/2026/02/25/14009/
「嘉手納部隊2026年完成」→https://holylandtokyo.com/2024/09/18/6281/
「嘉手納にF-15EXを」→https://holylandtokyo.com/2024/07/05/6097/
「初号機は正規軍でなく州空軍へ」→https://holylandtokyo.com/2024/06/13/6009/
「試験配備直後に大規模演習参加」→https://holylandtokyo.com/2021/05/25/1710/
「初号機を米空軍受領」→https://holylandtokyo.com/2021/03/22/166/
米空軍三沢基地へのF-35配備は
「三沢米空軍に配備用F-35の第1陣」→https://holylandtokyo.com/2026/04/01/14359/


5月21日、Meink空軍長官が上院軍事委員会で、嘉手納基地配備だったF-15C/D型48機の後継機として、当初は2026年3月~6月から順次配備開始予定だったF-15EX型機の到着が、昨年秋のボーイング社工場ストライキの影響で遅れている件について、初号機到着は1年遅れの2027年になると説明しましたが、具体的な到着予定時期については、ボーイングの製造ペースや他の遅れている複数配備基地との関連もあり、今後検討するとのみ証言しています