嘉手納F-15Cを36機のF-15EXへ
三沢F-16を48機のF-35Aへ
岩国海兵隊F-35Bの「機数調整:Modify」
「over the next several years」でと具体的時程なし
7月3日、米国防省が在日米軍配備の戦闘機変更計画を発表し、機種変更スケジュールは「over the next several years」と曖昧な表現になっていますが、嘉手納には新型第4世代機「F-15EX」を、三沢には最新5世代機「F-35A」を配備すると明らかにしました。
更に、岩国海兵隊に配備しているF-35B型(2022年5月から32機体制)に関し、「米海兵隊全体の戦力配備の近代化推進に伴い、F-35B配備機数を変更する:will modify the number of F-35B aircraft to support the Service’s force design modernization implementation」と微妙な表現の発表を同時に行っています
なお嘉手納と三沢への具体的な配備機数も発表!
●嘉手納基地:48機のF-15C → 36機のF-15EX
●三沢基地:36機のF-16 → 48機のF-35A
ちなみに、沖縄の航空自衛隊那覇基地には日本のF-15Jが配備され、航空自衛隊三沢基地には日本のF-35Aが配備されており、維持整備面での連携や部隊訓練や運用面での日米連携がさらに深化しそうです。
嘉手納基地のF-15C日本撤退&母国で退役が2022年10月に突然発表され、その後様々な米軍機がローテーション派遣で「穴埋め代替」を行ってきたわけですが、まんぐーすの予想(後継機の配備はなく、自然消滅的にローテーション配備終了)とは異なり、最新型第4世代機が配備されることとなりました
また三沢基地への配備が決まったF-35Aですが、米空軍が海外に配備しているのは現時点で英国のLakenheath英空軍基地のみであり、三沢は世界で2番目の米空軍F-35配備基地となります
なお、現時点での米空軍F-15EXとF-35A配備状況と将来配備計画は、以下の7月3日付米空軍協会web記事でご確認ください
→ https://www.airandspaceforces.com/air-force-f-15ex-f-35-japan-kadena-misawa/
とりあえず速報でお伝えしました!
嘉手納基地F-15C撤退発表後の動き
「代替ローテーション戦闘機の状況」→https://holylandtokyo.com/2024/05/22/5868/
「F-35とF-15C→F-22とF-16へ」→https://holylandtokyo.com/2024/05/02/5803/
「ユタ州からF-35派遣」→https://holylandtokyo.com/2023/11/24/5271/
懸念されていた三沢空軍部隊
「事故続き三沢F-16部隊」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2018-11-22