マレン議長訪中と美人通訳

mullenchina.jpgマレン統合参謀本部議長が訪中して中国人民解放軍トップの陳炳徳総参謀長(Gen. Chen Bingde)と北京で11日に会談、いろいろ報道はありますが、「双方が南シナ海を巡る従来の立場を主張し、目立った進展はなかった」ようです。
中国には9日から13日の5日間、続く日本には15–16日の2日間(その中間に恐らく韓国訪問)との極東ツアーですが、9月には退任するマレン議長ですので、日本滞在中には日本側から勲章が贈呈されるのでしょう
米国防省HPの記事、これまでの米国の対中国姿勢を繰り返すもので、「透明性向上を望む」、「中国の力を地域の安定に活用して欲しい」、「政治に左右されない軍間の継続対話」、「中国近海での偵察活動について話し合いで解決」、「南シナ海領有権問題も関係国と武力でなく対話を」等々です。そして目新しくは「米国が南シナ海から離れることはない」と10日の会見で宣言
また北朝鮮に関し、朝鮮半島の緊張が高まる中、中国はピョンヤンとの関係を活用して緊張緩和に積極的姿勢を見せるべき、と要望した模様。
WSJ等報道が伝える中国側の主張は
chinachen2.JPG●「中米両軍はいくつかの問題で意見の相違がみられた」と述べ、多くの問題で双方の主張が平行線
●陳総参謀長は、米軍機や米軍艦船による中国近海での偵察活動についても「こうした活動は中米関係と双方の軍事協力にマイナス効果をもたらす」と指摘(左写真のみ5月に中国軍トップ訪米時のもの
●米軍とベトナム軍、フィリピン軍との合同軍事演習に対し「このような時期に行うのは適切ではない」と不満を表明
●「米国は既に十数隻の空母を保有しているが、中国は一隻もない。中国の軍備レベルは米国より20~30年遅れている」と述べ、空母の建造が米国の脅威にはならないとの見解を強調した
●南シナ海の領有権に関し、陳総参謀長は「議論の余地のない」主権があるとの以前からの立場を繰り返し表明するとともに、同海域での領有権を主張していない米国などの国を排除して、二国間ベースで問題を解決すべき。
また更に余計なお世話発言・・
米国はまだ(リーマンショック後の)経済危機から立ち直りの途上にあるのだから、軍事に予算を使いすぎず、他の有用な分野に配分すべき
米中軍事関係は長~~い目で見るとして・・・
あとはマレン議長訪中写真再登場!!中国軍美人士官通訳の特集です。
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中国でも活躍、美人士官通訳特集です(名札写真付)!!
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会談の中身はともかく、京劇+軍楽隊+軍人コーラスによる歓迎弾道ミサイル部隊(第二砲兵)の研修も組まれたようです。
米中関係時系列整理
「中国軍トップ訪米と美人士官」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-05-18
「米中戦略経済対話と台湾」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-05-11
「1月ゲーツ長官の中国訪問」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-01-09-1
「フロノイ次官の会見」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-12
「米中軍事交流の今後」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-11-23
「米中軍事交流再開へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-09-10
「シャングリラ演説」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-06-05
「米中対決シャングリラ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-06-10
「徐才厚のCSIS講演」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-11-09

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