4月23日、財務省函館税関の職員約20名が米空軍三沢基地を訪れ、テロ防止の一環として米軍関係部隊から銃器や爆発物の取り扱いや見分け方等について教育を受けました。
米空軍HP記事より
→ http://www.af.mil/news/story.asp?id=123201376
2008年から毎年函館税務署員に対して継続行われているこの教育、「日本では銃や爆発物の管理が厳格なため事件や問題となることは少ないが、身近で接することがほとんどないため、港や空港で検査を行う税関職員も現物をよく知らない」ことから、この道に詳しい米軍にお願いすることになったそうです。
三沢基地での教育を担当したのは、米空軍特別捜査局(OSI:Air Force Office of Special Investigations)623支局の捜査官と米空軍第35施設中隊爆発物班(35th Civil Engineer Squadron Explosive Ordnance Unit)の兵士たちです。米空軍HPの記事の写真には函館税関の職員しか写っておらず、米側の兵士が公にならないよう配慮されています。
函館税関のイガラシ・シゲキさんは「本物のようなIED(簡易爆弾)や銃を実際に手にとって扱い方を体感することで、実際の検査に役立てる事が出来る」とその効果を語り、「税関職員はこの教育を毎年楽しみにしており、今後も継続的にこのような機会を設け、可能な限り多くの税関職員を参加させたい」と述べています。
23日には、米軍のこれまでの教育への支援に謝意を表する感謝状が、函館税務署から米空軍両部隊へ送られました。
色んなところで、目立たないけど安全保障に関するあらゆる分野で、日本は米国に依存しているのです。日本が独自で行おうとすればどれだけのコストが必要か・・・。この現実を知った上で色んな議論をしてほしいものです。
(付録)「ゲーツ長官来日総括やっぱりね」
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-10-22
「ゲーツ長官来日特集その1」
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-10-18
「ゲーツ長官来日特集その2」
→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-10-19
コメント