米軍のハイチ地震対処終了（一部除く）

１日、米南部軍が中心となって実施していたハイチ大地震対処を終了すると発表しました。もちろん今後も人道支援や建築プロジェクトには米軍として関与していくようですが、統合任務部隊ハイチはその任務を終えるようです。
１月12日の地震発生から、ピーク時は2.2万人（７千人は陸上で、他は船上や機上で支援）が同時に支援ミッションに当たっていた模様です。
本ページでも紹介した米空軍第１特殊作戦団による迅速なハイチ国際空港再開、約千件の手術と8.6千人の手当を行った病院船コンフォートによる医療活動の他、260万本のミネラルウォーター、220万食の戦闘用食料、7800トンの食料等々が米軍の手によって送られました。
継続される人道支援と建設支援の他に、今月からはラテンアメリカ諸国と80年代から実施してきた人道支援演習New Horizonの形で建設プロジェクトを行い、７月には民生支援演習Continuing Promiseを国際医療機関や政府機関等と共に実施する予定です。
夏のハリケーンシーズンを前に、メキシコ湾の原油流出と共に引き続き暑い夏になりそうです。
ところで・・・自衛隊のハイチ復興支援（ハイチ国際平和協力業務PKO）は、第２次隊が本格的に活動を開始し、施設関連業務に引き続き汗を流しています。