Gホークで海空軍協力合意

RQ-4.jpg1日、米空軍HPが明らかにしたところによると、6月12日にシュワルツ空軍参謀総長とラヘッド海軍作戦部長の間で、RQ-4グローバルホークとBAMS(Broad Area Maritime Surveillance:RQ-4を元に開発中)の運用・整備・教育等に関し、相互運用性を高め、整備や教育への2重投資を避ける取り組みについての覚書きが結ばれました。
なおBAMSは、海軍の継続的な海洋状況掌握の鍵を握るISRアセットとして、陸上基地を拠点に運用を実施するもので、2015年の初度運用開始に向け現在開発中です。
Holylandがネット上の写真等で「BAMS」を見る限りでは、RQ-4との明確な外観上の違いが見当たりませんでした。
●まず覚書きでは、機体の共通性に鑑み、統合の教育、整備、運用要領に関する特定の施策を実施することが示されている。
●また、海空軍が本分野でのシナジー効果を高めるための作業部会を設置し、配備基地、整備要領、航空機へのC2、訓練、補給、収集データ要求の共通性を考慮して何が出来るか検討を開始することが合意された。
deptu.jpgdor.jpg覚書き締結に向けては、デプテューラ空軍ISR部長とドーセット海軍情報部長が相互に協力可能な分野を特定するため「many many times」協議を行った、と報じられています。
合意により資金に関する義務が双方に生じるわけではないようですが、両部長の発言には「共通性 Commonality」、「効率性」や「シナジー」等の言葉が申し合わせたように共通して登場します。
また両部長は「統合戦闘部隊指揮官に、迅速で信頼の置けるISR情報を継続的に提供する取り組み」と声をそろえて作戦上の利点をアピールし、作戦指揮官の了解を得て海空軍統合飛行部隊の設置オプションを検討する点にも言及しています。
Air Force Magazineの5月28日付記事は、グアムやシシリー島基地での運用に際し、海空軍の協力や一体化が進むであろうと述べています。
globalhawk.jpgしかし・・・・6月12日に締結された「覚書き」の話が、なぜ7月1日になって公表されたのでしょうか・・・・
最後まで発表内容について揉めていたか・・・6月28日のコストカット会見後に発表することで海空軍の効率化への姿勢をアピールするためか・・・各種軍事サイトも悩んでいます

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