「輝く女性」とは・・・

hanabi.jpg「東京の郊外より・・・」をご覧になって下さる方がこのところ急増しており、ここ最近3ヶ月だけでほぼ倍増の勢いです。おかげさまです、感謝です。
読者増加の契機の一つは2月に発表されたQDR(4年ごとの国防計画見直し)関連特集で、次は5月下旬からのCSBAレポート「AieSea Battle: a point of departure operational concept」の集中紹介だったように感じています。
SO-NETが提供してくれるアクセス分析ではどのような方にご覧頂いているのか判然としませんが、恐らく女性の読者は全体の5%以下ではないかと推定します。
そこで本日は、女性読者掘り起こし企画!! として(本来主旨の記事ネタ切れも大きな理由ですが)、読売新聞が不定期に掲載しているタイトル「輝く女性」のコーナーからご紹介します。
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BriliantWoman.jpg電話交換の経験生かす
縣留美子(あがた・るみこJCB法人営業部部長)さん
現金を使わないでモノが買える――高校生にとって未知の世界に興味を持ち、卒業後、JCBに入社した。会社案内には販売促進などに活躍する社員が載っていたので、入社前はそんな姿を夢見ていた。ところが、配属されたのは電話交換手。同期約300人のうち3人だった。「結構、衝撃でしたよ」と笑う。
当時は、外部から社内各部署への取り次ぎはもちろん、顧客からのカード紛失届など、あらゆる電話を交換手が一手にさばいていた。一見地味な仕事だが、思わぬ副産物があった。「いろいろな問い合わせを受けたので、結果として会社の全体像が見えてくるようになったんです。その時の財産は、今も生きていますね」
そんな仕事に従事していたところ、電話交換と、顧客が様々な手続きをとる窓口を統合することになり、そのシステム作りを考えるメンバーに抜てきされる。
顧客からの連絡にいかに効率的かつ親切に対応するか。縣さんの提案は的確だった。ATM設置先一覧を最寄り駅ごとに分類して作ったり、繁閑の差を踏まえて効率化を提案したり……。経験がここで生きた。
「ルーチンワークに従事していると辞めたいと思うこともあると思いますが、それは仕事がマンネリ化した時なのでは。そんな時は、業務を替えてみようとか、新しいことを探してみようとか、チャンスと思って気持ちを切り替えることが大切かもしれません」
water.jpg実績が認められてか、入社6年後にゴールドカード部に配属され、会員へのサービス開発を担当。有名な料理評論家と組み、お薦めのレストランガイドを作るなどした。会員が満足してくれる付加価値を自分が作り出す――それができることに充実感を感じた。
その後、複数の部門を統括する部署に異動。そこで上司に一般職からの転換を勧められ、総合職となった。現在は約40人の部下を束ね、企業間の決済システムの開発や営業などの指揮を執っている。
「転職しても『ものにならない』と言われないように、3年ぐらいは頑張ろう」と思って入社してから22年。「人に恵まれた」という縣さんだが、今後は人材育成が大きなテーマだ。「柔軟な発想ができる若手をどうやって育てるか、自分が上司に育ててもらったように、私自身も管理職として、良い人材を育てたいですね」
1989年高校卒業後、JCBに入社、総務部総務グループに配属。会員サービス部インフォメーションセンター、ゴールドカード部、信用管理本部などを経て、2009年から現職。
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「輝く女性」のコーナーには現在20名余りの女性が紹介されています。MBAを卒業して起業、社長として活躍・・・とのパターンもありますが、伝統工芸や蜂蜜製造など様々な分野の女性が取り上げられています。
それから同じ読売の連載「時代の証言者 曾野綾子」も曾野さんの生い立ちを紹介して読ませます。是非どうぞ。

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