17日付のgooニュースに、船井総合研究所の笠井清志さんが「コンビニで意外と売れているヒット商品とは」との記事を書かれています。
「釈迦に説法」かも知れませんが、コンビニは、狭い店舗面積を最大限活用し「高生産性」、「高収益性」を実現しているお店で、基本的に店内で品ぞろえされている商品は「売れている商品」のみです。つまり、売れる商品は売り場を広げ、売れない商品は売り場から撤去しています。
そして、限られたスペースの店内に生き残っている商品の中には「ちょっと変わった商品たち」も存在します。
ご紹介する商品は、笠井氏がコンビニ店舗の品ぞろえを判断する材料にしている商品で、これらの商品がない店舗は「品ぞろえが分かってないなー」と判断するそうです。
●メモ帳
主に、サラリーマン需要が強い商品です。ワイシャツの胸ポケットに入る大きさのメモ帳です。このメモ帳。ほとんどどのお店でも売れます。別にサラリーマンが多くない立地のお店であっても不思議と売れてしまいます。残念な点はお店もそれほど意識していないため、気が付くと「売り切れ」になりがちなことです。
●LION エルパック
コンパクト歯磨きセットです。商品そのもの目的は「旅先」での需要ということなのですが、この商品も行楽地に関係のない店舗でも売れる商品です。会社での昼食後の歯磨き需要なのか? 会社での徹夜明け需要なのか?
とにかく、売れます。この商品の不思議な点は、ライオンのエルパクは売れるのですが、類似商品(競合商品)がいくら出てきても売れるのはいつもエルパックということです。
●ポケモンキッズアドバンス
子ども需要として必要不可欠な商品です。類似商品としてアンパンマンもあります。中身はポケモンのソフビ人形とラムネです。シリーズがたくさん出ており、新シリーズが出るたびに売れます。中には全種類を買い込むツワモノもいます。
コンビニは基本的に全方位的な品ぞろえを意識する必要がある業態です。どうしても子ども向け商品は商品回転率が低いので敬遠し勝ちですが、この商品はテッパンです。ほぼ、売れ残りは出ません。同じような売れ方をする商品としてはプロ野球チップスもあります。
●マヨネーズ(小)50g、スティックパック
いかにもコンビニ需要っぽい商品です。マヨネーズには大きさ(容量)が多々ある中、やはり売れる(回転率が良い)商品はこの小容量です。一時期ブームが来た「マヨラー」が地味に購入しているのかは不明ですが、この小容量マヨネーズは売れます。
筆者自身、一時期「この小容量マヨネーズは関連購入比率が高い」と仮説を立ていろんな場所に多個所陳列をしてみました。カップラーメンゴンドラや、サラダ売り場、弁当売り場にと。面白いほどどの売り場においても売れていました。(以上が記事概要)
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なかなか奥が深そうな分野ですね・・・。
ご近所や職場近くでよく利用される馴染みのコンビニの「品定め」に活用されては如何でしょうか。
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