グアムのB52は核任務訓練も

B-52Guam.jpg現在米太平洋空軍は、空軍司令部にグアム島への継続的な爆撃機の展開を依頼するCBP(Continuous Bomber Presence)政策を2004年から取っています。B-52やB-2が交互に展開しているようで、12月初旬からはB-52が2機と運用要員約200名が展開しています。米空軍HP記事を中心に
今回展開したのは、もちろん米空軍の大型爆撃機全てが所属するGSC(Global Strike Command)のB-52です。GSCの爆撃機は、前空軍参謀総長と前空軍長官が職を辞する引き金になった「核兵器誤輸送」の反省を込め、昨年は核任務の訓練を中心に行ったようですが、本年に入り従来通りの訓練に移ったようです。
とは言え、本土の基地での訓練環境では行いにくい、遠距離航法、同盟国等との共同訓練、洋上対艦攻撃等の訓練がたっぷり出来るグアムへの展開は、兵士にとって技量を上げるチャンスなのだそうです。
以前お伝えしたように、グアムから空中給油を繰り返しつつ計13時間飛行し、最終的に豪国の広大な演習場の1点に、豪軍兵士の誘導でピンポイント爆撃を行う訓練などなど、バラエティー豊かなメニューが用意されているようです。
B-52Guam2.jpgAir-Force Magazineのwebサイト(12月6日付daily Report)によると、当然ながら、太平洋空軍はGSCに核任務の訓練も行って良いとしているようで、メニューの一部に含まれているのでしょう。
交代で米本土へ帰国する別の部隊のB-52は、約半年の間に200回の訓練を行い、計1600時間の飛行訓練を行ったようです。
グアム島は所詮小さな島で、兵士が遊ぶ場所も限られることから、訓練にも集中でき技量向上に有効なようです。(写真下は米本土のバークスデール空軍基地の様子)
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「B-52が長距離近接航空支援を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-09-26-1
「B-52に1機百億円の改修か」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-10-08
「米空軍の核戦力は大丈夫か」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-07-16
「B-52の新部隊創設」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-09-08
       
今回の展開部隊は、上記の新設(復活?)部隊の航空機です!  

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