7日夜、米軍事記者各位宛のメールが米空軍から配信され、「米空軍はボーンイング社と、8発の巨大貫通弾MOPとB-2爆撃機への搭載関連機材等々、併せて約23億円の契約を行った」との連絡があった模様です。
当該メールの受信者の一つである軍事情報サイト「DODBuzz」は8日付記事で・・・
●巨大貫通弾MOP(Massive Ordnance Penetrator)は、2009年後半に開発が加速され、2010年には限定的ながら運用可能状態に入ったと考えられいた。
●米空軍は、1発が3万ポンドもある巨大なGPS誘導爆弾を、2発搭載出来るようB-2爆撃機に若干の改修を行っていた。
●MOPは、約200フィートの強化コンクリートを貫通できるように設計されている。
●2009年、空軍は計15発のMOPを発注し、5発を試験用に、残り10発を実戦用に考えていたようだ。
●空軍は同時に、取り扱いが容易なMPOより小型の貫通弾も求めており、それは5000ポンド通常爆弾程度の威力を持つ2000ポンド級の貫通弾だと言われている。
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「F-35用を含む貫通弾の開発」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-02-22-1
「国防省訂正:巨大貫通弾は来夏」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-10-09
「3万ポンド貫通弾は数ヶ月で」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-10-08
まんぐーすは2009年秋頃、MOPに関する国防省報道官の発言が「ころころ変わる」点が気になったのですが、その頃から運用フェーズに入っていたようです。
当時はイランの核開発が大きな国際的関心事項(今もそうですが)で、同時にアフガンも大変な時期(今も同じ)だったので、イランをあまり刺激したくないのかな?、と考えていました。
それなりに準備は考えていたと言うことですか・・・。