5月30日の午後になって、日本では本件が騒ぎになっていますが、遅くとも4月12日には米国内で「公になっていた」事実です。
以下は4月15日付の本ブログ記事の再掲載です。
4月12日、海軍協会主催の航空宇宙海洋会議で行われた記者会見で、海兵隊ヘリコプターH-53の担当責任者であるプリゲン大佐(Col. Roger Pridgen)が、MV-22オスプレイによる初の国外部隊を、2012年10月に沖縄で編成すると語りました。13日付「Defense Tech」記事より
会見の主題は、大統領用ヘリVH-53Dの老朽化による引退が迫ったため、MV-22オスプレイをその後継機種とする旨の発表でした。
発表によれば・・・
●数年の内に老朽化のため引退することが決まっているVH-53Dは、大統領輸送任務を終了する予定
●任務を引き継ぐMV-22の部隊は14機編成で、2013年には機体を受領する予定
MV-22オスプレイ 大統領空輸機VH-53D
この会見の主題からも明らかなように、沖縄へのオスプレイの配備は単純な機種更新の一部と考えられます。
でも・・・「ともだち作戦」最中のこのタイミングを狙っての発表であれば、それはそれは上等な外交戦術と言えましょう・・・
本ブログの主題からすると大きなニュースではないのですが、興味のある方もおられるでしょうから取り上げました。どうぞ盛り上がってください。
「嘉手納から有事早々撤退?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-13
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「2QDRから日本は何を読む」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-01-1
「CSBA中国対処構想」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-18
「Air-Sea Battleの状況」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-23-1