ゲーツ長官の引用名言に名訳を!

うまい日本語訳が出来ないか、皆様のお知恵を
gatesNDSU.jpgゲーツ長官は、13日にオクラホマ大学、14日にノースダコタ州立大学の卒業式にゲストスピーカーとして招待され、ジョークを飛ばしつつ、公に尽くすことや公務のやりがいや重要性について語りました。
これまでの何回か卒業式スピーチをご紹介しましたので全体はご紹介しませんが、ゲーツ長官の卒業式スピーチに頻繁に引用される著名人の英語の言葉に、うまい日本語訳が出来ないか、皆様のお知恵を拝借したくお願いする次第です
スピーチ原稿 オクラホマ大学 ノースダコタ州立大学
もちろん全てにでなくて結構ですので、お気に入り(そうな気がする)モノだけで結構ですので、アイディアがあればコメント欄にご記入お願いします
スピーチの流れも訳に影響すると思いますので、流れの概要をご紹介しながら英文引用をピックアップしていきます。
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両大学でのスピーチの流れ(オクラホマは少し違いますが・・)
ご父兄のみなさま。おめでとうございます。もうご子息のために小切手を切る必要がないと考え、その分の使い道を考えておられるならば、2人の子を大学まで出した経験から申し上げましょう。
間違いなく、パパ・ママ銀行は今後もご子息のために営業を続ける必要があると・・・。
卒業生の諸君、おめでとう。式の後のパーティーに向けた最後の障害物であることを十分承知しているので、なるべく早くスピーチは終わる
●皆さんは、私が成功の秘訣を教えてくれると期待しているだろう。ならば億万長者J. Paul Gettyの金持ちになる秘訣を語った言葉を授けよう。
(引用1)Rise early, work late, strike oil.
●また、映画監督のヒッチコックAlfred Hitchcockはこう表現した。
(引用2)There’s nothing to winning really. That is if you happen to be blessed with a keen eye, an agile mind, and no scruples whatsoever. 注:scrupleは良心のとがめ、疑念、ためらいの意味
●それじゃ別に、私からの言葉として2人の女優さんの言葉をアドバイスとして授けよう。一人は有名なオペラ歌手Beverly Sills
(引用3)There are no short cuts to any place worth going.
●もう一人は女優のキャサリン・ヘップバーンKatherine Hepburn
(引用4)Life is to be lived. If you have to support yourself, you had bloody well find some way that is going to be interesting. And you don’t do that by sitting around wondering about yourself
gatesoklahoma2.jpg(その後、米国が内向きに成りつつあることに懸念を表明し、歴史上、米国は内向きになることを繰り返したが、そのたびに大きな代償を払うことになった。内政や経済への欲求不満を理由に、世界から目を背け、挑戦や脅威に対処する決意を失うことは破滅的な結果をもたらすことを20世紀前半の欧州や911で学んだ、と語ります。)
我々は、強い必要性の世界に生きています。国内の深刻な問題からは逃げられず、世界のリーダーたる責任からも逃れられません
オバマ大統領が言ったように、
(引用5)put your foot firmly into the current of history.
もしあなた方がそのようにするならば、素晴らしいことが我が国や世界に起こりうるでしょう。
公務や公に尽くすことのすばらしさがあまり評価されず、その実態も知らされていないと懸念しています。私はCIAの職員から現在まで、多種多様な公務に就く人々を見てきましたが、米国の公務に就く人ほど献身的で能力があり、誠実で正直な公僕を知りません。
誰もがCIAのスパイや海軍SEALsの兵士になって前線に潜入し、悪名高いテロリストに最後の正義を下す必要はないのです。企業に勤めても企業を通じ、また地域社会の活動のなかで社会に貢献する手段は幾らでもあることを忘れないで欲しい。
gatesoklahoma.jpg公に尽くすことの重要性を忘れず、自由と正義の息づく社会を保つために、市民としての役目を皆で担うことが民主主義の基本であることを心にとめ、次の世代の優秀な人達に語り継がなければならない。
特に皆さんのような賢明で優れた若者は、時にそのことをリフレッシュして心に置かねばならないし、また自らそうしなければならない。
John Adamsはその息子であるThomas Adamsに手紙でこう諭した。
(引用6)Public business, my son, must always be done by somebody. It will be done by somebody or another. If wise men decline it, others will not; if honest men refuse it, others will not.
2011年度卒業の皆さん、私は訪ねたい。皆さんの中の賢明で誠実な誰かが、ともにアメリカのために働いてくれるか? 卒業おめでとう。
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引用1から6まで、お好きなのをどうぞ!!
もちろん、複数または全部に挑戦も歓迎します。
学生の卒業式や少年への講演
「米国の将来を悲観するな」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-05-09
「CIAでの失敗を高校で」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-25
「大学で「公への奉仕を」」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-12-22
「ボーイスカウトの精神を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-07-29
「ROTC学生へ 4軍が抵抗」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-07
「空軍は単に飛んでいたいのか」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-10-02
士官候補生への最後の講義
「空軍士官候補生へ最終講義」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-07
「前:陸軍士官候補生へ最終講義」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-07-1
「後:陸軍士官候補生へ最終講義」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-07-2

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