1979年11月、ホメイニ氏の帰国によりイスラム革命の嵐が吹き荒れたイランで、テヘランの米国大使館が襲撃され、米国民である大使館員大使館員52名が人質に成りました。
これら人質を救出するための作戦が種々計画されましたが、1980年4月実行された「イーグルクロー作戦」は参加機の空中衝突等で失敗に終わっています。
今日ご紹介するのは、同じく救出作戦の一つで、1980年「Credit Sports作戦」の訓練段階での事故映像です。同作戦はこの事故で中止になりました。約2分30秒の超短距離離着陸C-130の試験と事故映像です。
離陸時と着陸時に、胴体に取り付けた補助推進(又は補助逆推進)ロケットにより加速や減速を行って離着陸に必要な距離を短縮し、十分な着陸場所がないテヘラン中心部での人質奪還作戦に供しようとしたようです。
原理は単純ですが、「Military.com」掲載の映像で見るとなかなかの迫力です。現在でもイスラエル特殊部隊のC-130に、このようなタイプがあると聞いたことがありますが・・・
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