インドとロシアは戦闘機好き!?

Su-30Russia.jpg24日付「Defense Tech」はインドがロシアのSU-30戦闘機を42機ライセンス生産する契約を結んだと報じると同時に、ロシアもまた露空軍のためSU-30戦闘機の追加発注を行い、露製の5世代機T-50・PAK-FAの研究開発を加速している状況を伝えています
数日前にUPI通信は・・
●モスクワ発19日のノボースチ通信によると、ロシア政府は30機のSu-30戦闘機契約を結んだ。契約した戦闘機は2016年までに納入される予定。
●本契約は本年3月に結ばれた30機の同型機契約に続くもので、11月22日に最初の2機を受領している
23日のUPI通信は・・
pak-fat-50.jpg●23日、ロシア空軍司令官のバンダレフ中将は、3機のロシア製5世代戦闘機T-50/PAK-FA試験機がモスクワ近郊の空軍基地で試験中で、来年3月に別の基地へ移動して試験を加速すると語った
●同司令官は、2015年又は16年に同機を露空軍に導入したいとの希望を述べた。
●同機の製造会社であるスホーイ社は、4機目の試験機を製造し、先週約40分の初飛行をシベリアのコムソモリスク工場で行ったところ
●同機は2010年に初披露され、2011年のモスクワ航空ショーで一般公開された。ロシア国防省は10機の試験評価機を購入し、2015年以降に60機を調達する計画を持っている
24日AP通信は・・
Putin-India.jpg24日、プーチン大統領とインドのシン首相は42機のSU-30のライセンス生産契約を締結した。併せて71機のMi-17ヘリコプターの契約も結ばれた
●プーチン大統領は署名後、「両国の緊密な軍事・技術分野での協力関係が更に強化された」と語った
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過去記事より・・・
本年8月19日付インド紙「The Economic Times」は、約2年前にインド国防相が明らかにしていたロシア製5世代戦闘機PAK-FA・T-50の購入に関し、印と露が共同で開発を加速し、2014年に試作機で試験を開始し、2022年までに運用を開始すると報じています。
報道によれば、8月上旬、インド空軍司令官がロシアのPAK-FA製造工場を訪問して開発状況を直接確認し、214機の同機を2兆50000億円以上で契約間近かに至っている模様
「2014年:印と露が5世代戦闘機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-08-27
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X-47B.jpg24日付「Defense Tech」は、無人ステルス艦載機が空母上で順調に試験を進め、F-35は「最後の有人戦闘機」と呼ばれているのに、この2大軍事大国の動きをどのように解釈すべきだろうか??? とコメントしています
ロシアは、未だ実戦に投入可能なステルス機を保有していないので、技術を成熟させてから方向性を改めて考えるのでしょう。
読者コメント欄では、有人だ無人だの、過去から繰り返されてきた議論が蒸し返されていますが、まんぐーすが思うのは以下の2点です
●まず、いずれにしても戦闘機による空中戦「制空」は急速に過去のものになっていることもう死滅したかもしれません。ステルス戦闘爆撃機にはまだ役割が残っているかもしれませんが・・
●次に、日本のような地理的環境(広大な国土を有する大陸国と近接する細長い島国)に置かれた国は、大陸国と同じことをやっていては太刀打ちできませんし、抑止力を形成できません。戦闘機だけに投資など自殺行為です
「2014年:印と露が5世代戦闘機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-08-27
「露は超超音速爆撃機がほしい」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-08-30
「ロシアが新爆撃機開発宣言」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-06-16
「本物かロシア空軍軍拡宣言」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-08-15
満員御礼
米空軍によるサンタ大追跡は25日午後8時に終了しました。多数のご参加に感謝
サンタの各地訪問の様子を映像記録で是非ご確認を!(YouTube再生の問題は解決!)
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-12-18-1
「脅威の変化を語らせて」
→http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2012-10-08

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