米空軍トップが部隊指揮官140名を集めセクハラ教育

CSAF.jpg11月28日、米空軍はAndrews空軍基地に航空団レベルの司令官約140名を集め、性的襲撃(sexual assault)やセクハラ問題の集中教育や検討会を行った模様です。
航空団(WING)レベルの指揮官は、数千人の兵士を指揮する指揮官であり、大佐以上がその職に就いています。これ以下のレベルの指揮官を集めると数が多過ぎるので、空軍として実施可能な最大規模の幹部集会だったと思います
ウェルシュ空軍参謀総長は部隊指揮官に・・
12月4日付
性的襲撃(sexual assault)やセクハラ問題対処に積極的でないリーダーや向き合わないリーダーは、解決に向かないだけでなく、問題となっている
●米空軍内の環境は(問題解決の方向に)変化してきている。しかし十分に変化していないし、全てが正しい方向には向かっていない
●指揮官は、米空軍の全ての構成員が敬意を持って扱われ、自らのチームの重要な一員と感じるような組織を作らなくてはいけない
CSAF2.jpg我々は運用面で良くやっている。我々は全ての任務を期待されたように行っているし、全てを優れた形で行っている。
●重要なのはパフォーマンスであり、そのパフォーマンスは十分にケアされた兵士とその家族から生まれるのだ。そして彼らが彼らの任務に誇りを持たなければならないのだ
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性的襲撃(sexual assault)の問題を何回か取り上げているのですが、予算削減と同レベルの最重要課題であることは間違いありません
空軍に限らず、陸海海兵隊でも同様でしょう。
「海軍トップも苦悩」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-11-20
「国防省の自殺防止会議」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-06-25
「陸軍も6年連続自殺増」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-10-14
「米軍内レイプ問題」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-01-19
「空軍内で既に今年600件」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-09-19-1

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