昨年11月1日、イラン空軍機Su-25が米軍のMQ-1プレデター偵察無人機を公海上で要撃し、ミサイル2発で撃墜を試みたものの失敗した事案をご紹介しましたが、再びイラン機と米無人機が接近しました
昨年の事案
「イランSu-25がMQ-1を攻撃」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-11-10-1
14日付米国防省web記事によると
●12日、アラビア海の公海上空を定期的な偵察飛行を行っていたMQ-1が、イラン軍のF-4ファントム2機に要撃され、最短16マイルまで接近された。
●MQ-1は米軍の2機の航空機(機種等非公開)にエスコートされており、エスコート機から無線でイラン機に警告を行ったところ、イラン戦闘機は飛び去った
●米国防省のリトル報道官は声明を発表し、「エスコート機も含め、米軍機は全ての期間公海上を飛行していた。再接近は16マイルであった」と述べた。
●昨年11月の事案の際、米政府はイラン政府に「イラン軍機のミサイル発射は受け入れ難い行為である」と通告した。
●当時デンプシー統合参謀本部議長は、米国は同様の公海上での偵察飛行を引き続き継続し、任務に当たる米軍機を防御すると述べた。
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プレデターを援護していたのは、恐らく空母を発進したFA-18でしょうが、イラン空軍機と16マイルまで接近は穏やかではありません。
尖閣周辺の日中のにらみ合いもそうですが、偶発的な接触又は衝突事案が生起しないことを祈るばかりです。
前回は大統領選挙のタイミングもあり、事象発生から10日以上経過後の発表でしたが、今回はスムーズなようです。
ヘーゲル国防長官の下でも、リトル報道官は引き続き職務継続のようですね。