オスプレイが初のミサイル発射試験

Osprey attack.jpg9日付Defense-Tech記事は、オスプレイV-22を製造するBell Boeing社が、初めてオスプレイからミサイルやロケット弾を発射する試験に成功したと発表したと報じています。
これまで、前線地域への人員物資輸送や前線からの急患救出空輸、人道支援や災害対処などで活躍のオスプレイですが、その柔軟な機動力を攻撃にも活用するオプションが開かれようとしています
日本国内には、相変わらず「わけも分からず、取りあえずオスプレイ反対」の方々が多いのですが、米軍では既に300機近く(海兵隊に242機、空軍特殊部隊に44機)が配備され、ホワイトハウスでもスタッフ輸送用に活用されています
9日付Defense-Tech記事によれば
osprey-marine.jpg●最近Bell Boeing社はアリゾナ州のユマ試験場で、初めてV-22 Ospreyから攻撃ミサイルやロケット弾を発射する試験を行った
●企業関係者によれば、試験発射されたのは「laser-guided folding-fin, Hyrda-70 rockets」と「laser-guided Griffin B missile」である
●Bell Boeingのオスプレイ責任者である副社長は「前方攻撃の試験は大成功だった。オスプレイが様々な兵器を前方へ発射でき、高い確度で目標を攻撃できることを示すことが出来た」と語った
●同社は2013年中旬から前方攻撃兵器の搭載設計を始めたばかりであるが、早くも成果を得た
●もし米海兵隊や米空軍が、オスプレイからレーザー誘導ミサイルやロケット弾を使用する選択をするなら、新たな攻撃オプションを提供できるだろう
●今はオスプレイが前方地域に展開する際、オスプレイを援護する装備が必要だが、自身が武装すればよりオスプレイの活動頻度が高められる
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osprey v-22.jpg日本はオスプレイ導入を決定しましたが、この攻撃兵器搭載も是非検討していただきたいものです
更に発展して、対艦ミサイルや長距離巡航ミサイル搭載も考えて欲しいです
日本の山岳地形を利用して被害を局限し、粘り強く戦い抜くには、オスプレイのようなタイプに長距離攻撃兵器を搭載することが期待されます
オスプレイに関する過去記事
「オスプレイ整備拠点で日韓対決」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-08-14
「映像:空軍特殊部隊オスプレイ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-06-21-1
「イスラエルへ海外初輸出」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-11-02
「少なくとも100機海外で売る」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
「航空ショーで大人気オスプレイ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19

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