エネルギー兵器での米国防省の国際協力

Laser HEL.jpg6月25日、米国防省の統合エネルギー兵器推進部長であるLawrence Grimes氏は、中国やロシアがライバルとして強力になりつつある中で、米国の国際協力によるエネルギー兵器開発がより一層重要になると語りました
そして具体的国名を挙げ、特定分野で米国より優れた技術レベルにある国との協力が、極めて重要だと語っています
残念ながら、Grimes部長が語った国々の中に日本は含まれておらず、大変残念ですが、最近ご無沙汰な分野ですので、極めて断片的ですがご紹介しておきます
26日付米空軍協会web記事によれば
Laser NG2.jpg●Lawrence Grimes部長(director of the Defense Department’s Joint Directed Energy Transition Office)は、ドイツ、カナダ、英国、豪州、NZ等と協力していると語った
●また国際協力には、最近NATOと行ったエネルギー兵器と戦闘空間に関する検討のような、多国間の協力も含まれているとも述べた
●Grimes部長は更に、豪州は特定の周波数において米国よりも先行しており、このような国との協力こそが相乗効果を生む強力だと考えていると表現した
●同部長は3月、トランプ政権が大国との競争を重視する姿勢を打ち出している中、エネルギー兵器分野はより喫緊の課題となっていると語っていたところである
●また今年春に米国防省の初代研究開発担当次官に就任したMike Griffin氏も、エネルギー兵器の実現はトランプ政権で新たな重要分野となったと発言している
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Laser Navy-LaWS.jpgエネルギー兵器や超々音速兵器が最近富みに脚光を浴びていますが、米国が圧倒的に進んでいるでしょうから、他国との協力といっても、「何か得るものがあれば儲けもの・・・」ぐらいの心境だと思います。米国は・・・。
いつも米国との協力では豪州とセットのなっているNZ(ニュージーランド)ですが、首相が6週間も産休に入っても大丈夫という安定感ですから、期待できるのかもしれませんが・・・
エネルギー兵器関連
「エネルギー兵器とMD」[→]https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-05-12
「レーザーは米海軍が先行」[→]https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-03-24
「無人機に弾道ミサイル追尾レーザー」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-12-17-1
「私は楽観主義だ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-09-23
「レーザーにはまだ長い道が」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-07-18
「AC-130に20年までにレーザー兵器を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-07-06
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「国防次官がレーザー兵器に冷水」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-09-12
「米空軍大将も慎重」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-06-24
夢見ていた頃
「2021年には戦闘機に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-21
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