中東展開から約2週間後に初実戦
イスラエル空軍と米海兵隊に続くF-35実戦投入
4月30日、中東UAEのAl Dhafra空軍基地に展開中の米空軍F-35A(展開機数も非公開)が、初の実戦任務としてISISの地中トンネルと兵器庫を同日攻撃したと米中央軍が発表しました。
F-35が実戦投入されたのは、2018年5月のイスラエル空軍機、2018年9月の米海兵隊機に続くもので、2016年8月に米空軍がF-35の初期任務態勢確立を宣言してから2年8か月を経て初めての実戦投入となりました。
米中央軍は、攻撃の成否については明らかにしていませんが、2機のF-35AがJDAMで、「ISIS戦闘員たちが戦力再興のために人員兵器装備を移動させようとするのを阻止し、イラク治安部隊による反撃を支援するために」任務を遂行したと発表しました。
今回の初実戦任務は、米空軍F-35が初めて戦闘地域である中東に展開した4月15日から約2週間後に行われたもので、航空自衛隊F-35Aによる同型機として初めての墜落事故が4月9日に発生してからも僅か3週間後に行われています
長期間にわたり慎重に検討された末の中東展開と初実戦投入でしょうが、同型機の墜落事案が発生した直後に作戦地域である中東に機動展開し、現地での作戦運用に習熟した後、直ちに作戦投入されたことからすると、あくまでも推測ですが、三沢沖の墜落事案は機体の問題以外が原因で発生したものと当初から明らかなのかもしれません
調査中の事案について安易な推測は慎むべきですが、同墜落事案と米空軍F-35実戦投入のタイミングが同じであることから、そんなことが頭をよぎりました・・・
F-35実戦投入関連の記事
「米空軍F-35Aが中東初展開」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-04-16-1
「大型爆撃機の中東展開終了?」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-03-30-1
「海兵隊F-35が初実戦投入」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-09-28-1
「イスラエルが世界初実戦投入」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-05-26
「米空軍F-35部隊がIOC宣言」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-07-28