シンガポール航空ショーでのJ-35A戦闘機積極アピールと
新型の海洋無人攻撃機WL-Xの市場性を専門家考察
「中国版F-35」のアジアでの市場引く手は?
無人機は性能向上と価格優位で中国製にチャンスか
記事はJ-35戦闘機と無人機WL-Xの性能等について説明していませんので、前振りとして概要を調べたところ・・・
【J-35戦闘機と無人機WL-Xの性能等概要】
●J-35戦闘機
・2024年11月初公開の第5世代ステルス戦闘機。J-20に次ぐ中国2機種目の国産ステルス機で、米国製F-35に類似の形状(双発だが、傾斜した垂直尾翼)から、F-35に対抗する性能を狙いと見られている
・2010年代から空母艦載用に開発されてきたFC-31をベースとし、陸上配備「J-35A」型と、空母「福建」搭載予定の艦載機「J-35」型が存在
・輸出型あり
●WL-X(Wing Loong)
・シンガポール航空ショーでモックアップ模型アジア初展示(2025年11月にドバイ航空シューでも同展示)
・全長は26.1m、翼端長14.5mで、同シリーズ最大だったWL-10A より大型
・シンガポール航空ショーでは搭載量や搭載可能装備や兵器に関する情報公開は皆無も、2024年の中国内展示会ではSonobuoy Dispenser Podsや魚雷など、様々な海上兵器システムを搭載した無人機の試作機を展示
12日付Defense-News記事はJ-35とWL-Xの輸出可能性について
●J-35戦闘機の輸出見通し
・シンガポール航空ショーでは注目と観客を集めたが、輸出が好調とは言えない。AVIC社も海外からの需要に関する質問への回答を控えている
・RANDのTimothy Heath研究員は、「5世代機が購入可能な国は、米国の同盟国かロシアの顧客であり、中国が狙える市場規模は小さく、可能性はパキスタンぐらいか(2025年6月空軍型40機を提案との報道あり)
・可能性としては、ウとの戦争で疲弊している露軍需産業の顧客を横取りするケースがある程度
●WL-X(Wing Loong)の輸出見通し
・Wing Loong及び中国航天科技集団(CASC)製のCH無人機シリーズは、既に数十か国に販売実績を持ち、WLシリーズは、サウジ、UAE、エジプト、パキスタン、モロッコ、アルジェリア、
インドネシア、ナイジェリア等が既に顧客リストに含まれている。2024年には、サウジ空軍がWL-IIで5,000飛行時間達成と報道されている
・欧州政策センターFederico Borsari氏→かつては中国製ドローンに「安かろう、悪かろう」との見方があったが、米国製との能力差は縮まりつつあり、引き続きコスト&価格面で優位なため、海洋能力強化に関心ある顧客相手に成功する可能性あり。輸出規制、政治的制約等の理由で西側無人機にアクセス不能、又はコスト面で購入困難な国にアピールする可能性大
////////////////////////////////////////////////////
ロシア軍需産業がウクライナ戦争により疲弊弱体化し、アジア市場で存在感を失い、中東アフリカに力点を移したと最近の記事でご紹介しましたが、中国軍需産業は、中国経済崩壊や中国政府の混
乱を受け、どのような状況にあるのでしょうか?
最近、北京の中南海で「クーデター未遂事案」があったとか、中国共産党指導部が権力争いで混迷を極めているとか、経済崩壊が金融機関にも本格的に及び始めている等々の情報が、SNS・YouTube等上で流れたりしていますが、北京に支局を置くオールドメディアは中国政府に都合の悪そうなことは一切報じず、中国専門家界隈からも全く情報発信がない状態で、日本の衆院選が終了し落ち着いてきた今でも、中国の現状がさっぱりわかりません。
日本で中国の専門家と言われる人たちは、今何を考え、何をやっているのでしょうか???
関連の記事
「露企業がアジア航空ショーから消滅」→https://holylandtokyo.com/2026/02/10/13897/
中国航空工業集団AVIC関連の記事
「無人機対処に3000社以上の企業群で」→https://holylandtokyo.com/2025/05/28/11509/
「新型空母艦載機披露へJ-31改造版?」→https://holylandtokyo.com/2021/10/06/2306/


2月12日付Defense-News記事が、2月3日から8日に開催のシンガポール航空ショーで、中国最大の航空宇宙企業AVIC(中国航空工業集団:Aviation Industry Corporation of China)が、J-35Aステルス戦闘機を派手にアピールし、無人攻撃偵察機Wing Loongシリーズの最新型で海上偵察&攻撃用「WL-X」をアジア初公開した機会を捉え、これら戦闘機と無人機の市場での可能性について専門家の見方を取り上げていますのでご紹介します