1月24日の最終飛行実施を3月末に発表
後継のF-15EX 初号機到者は2026年3~6月と
複座型「F-15D」の有無については引き続き非公開
米空軍は、初めて嘉手納のF-15C全機が既に撤退または地上待機(飛行不可)状態にあることを認めましたが、引き続き作戦運用上の非公開事項だとして、飛行可能な2人乗りF-15D型の嘉手納有無や、基地に合計何機のF-15C型とD型が残っているかの公表を拒否したと、本件を報じる4月1日付米空軍協会 web 記事は伝えています。
また同記事は、Nicholas Evans 嘉手納基地司令官(准将)が最近の記者会見で、2024年8月に米国防省が発表した「F-15戦闘機48機」の後継機を「36機のF-15EX」とする件についで、F-15EX の嘉手納配備初号機が2026年3月から6月に到着する予定であると述べたことや、
2025 年の年初に嘉手納基地所属の兵士が、F-15EXが配備始されているオレゴン州ポートランド州空車基地でF-15EXの整備や運用に関する約60日間の訓練を受け、「F-15の空対空戦闘専用任務から F-15EXの多目的任務」への変化に適応し、空対地戦術と先進兵器システム運用に備えることに重点が置かれたとも紹介しています
なお同記事はまた、ポートランド州空車基地は2024年、運用可能なF-15EXを受領した最初の基地となり、州空軍が正規空軍部隊より先に新型戦闘機を受領する初部隊となったことや、米空軍は当初 144機のF-15EX 導入を計画も、2025年度予算で98機への削減を提案して米議会から猛反発を受け、下院軍事委員会が計122機保有を指示したものの、最終的に空軍要求の98機への削減で予算が成立して今に至っていることをを紹介しています。
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米空軍は2022年10月に、老化で維持困難な沖縄配備40年のF-15C 型戦機48機を、「今後2年間で」段階的に米本土へ撤退&退役させると発表し、当面は「穴埋め戦闘機ローテーション派造』で戦力の空白を防ぐとの方針の基、依頼継続的に「機数不明ながら」米空軍の各種戦闘機が交代で嘉手納プレゼンスを維持していますが、トランプ政権の誕生や F-47発表などもあり、今後いろいろとありそうな雰囲気です
米空軍関係者の本音(推測)は、
「幹部の発言:嘉手納には期待なし」→https://holylandtokyo.com/2024/05/22/5868/
「日本とグアム島の滑走路に期待できず」→https://nolylandtokyo.com/2025/01/06/10547/
嘉手納に F-15EX配備へ
「F-15EX 部隊完成は 2026年」→https://holylandtokyo.com/2024/09/18/6281/
最近の嘉手納ローテーション派遣戦闘機
「追加で州空軍F-35が展開」→https://holylandtokyo.com/2025/01/31/10619/
「ユタ州からF-35 展開」→https://holylandtokyo.com/2024/11/11/6514/
「別基地の F-22&F-16展開」→https://holylandtokyo.com/2024/10/29/6413/

