最近興味を持った言葉と話…

東京大学教授で保守論壇の中核、北岡伸一氏：中国の軍拡に関して
・・中国の内部（内政）のことはよくわからないのですが、中国の軍拡のことはよくわかります。・・・中国は明確な戦略目標を持っていないんじゃないかと思います。強いて言えば米国に脅されない程度の軍事力を持ちたいとの程度で考えているのではないでしょうか。国がある程度の経済成長を遂げれば、軍人は最新の兵器を持ちたくなる。単純にそんな積み重ねじゃないかと。・・しかし、米国の空母を追い回したり、日本の領海を侵犯したり、突然浮上してみたりと言った行動を、十分に抗議等せず当たり前にさせているといつかとんでもないことをやらかす可能性が出てきます。・・・の様な要旨で昨年末に某学会での講演会にて。　感覚的に大いにうなずきました。
ローマ・地中海世界の大家、塩野七生女史：月刊誌ＷＩＬＬ６月号の対談にて・・・
多神教の日本人は一神教の人たちに対してもっと毅然としていればよい、との話の中の流れの中で・・・ローマ帝国が多様な神を受け入れて繁栄したことに触れた後、返す刀で一神教に触れ、それでも一神教のキリスト教の歴史にはルネッサンスと１８世紀啓蒙主義の２回反省期間があるが、イスラム教にはそのような時期が見あたらない・・・と語っています。　イスラム教に関しここまで発言（反省なく石油におぼれたあほたち）するとは。勇気ありますね。
塩野さんの近著です