11日夜、美しい庭を持つ都内某高級ホテルで、在日イスラエル大使主催のイスラエル独立記念日レセプションが行われました。
日本人にとって中東和平は遠い世界の話でしょうが、イラク、イラン、アフガン、パキなど、全ての中東からアジア問題の根本に関わる問題であり、フォローしておかないと海外の関係者と普通に議論できないこともあります。
北朝鮮や中国ばかりを全面に出して突っかかると表明的にあしらわれてしまうというか・・・
強硬右派ネタニヤフ首相の誕生で中東和平の先行きに楽観的な見方はありませんが、過去を見ると、右派や強硬派でないと話を前に進められないとの現実も明らかになります。あのシャロン首相がガザからの撤退を強行したように・・・
パレスチナ系住民の出生率が圧倒的に高いことから、人口動態的には、ユダヤ人の国家のあるはずのイスラエルが、あと15年ほどでパレスチナ系住民が過半数以上を占める国家になることが明らかになっており、パレスチナとの融和は待ったなしの課題であるはずなのに・・・
なによりも心配なのが、昨年末からのガザ作戦で見られた一部イスラエル兵士による信じがたいパレスチナ住民への対応です。恐怖や戦場における混乱だけからは説明できない狂信的とも見られる残忍行為は、精神の崩壊をも感じさせるレベルです。
シトリート大使は当夜イスラエル国歌斉唱を止めました。聞けば大多数の日本人は知らないだろうとの判断らしいです。判断は間違いだと思いますが、その心使いは首相や外務大臣にも必要ですよ…
イスラエルの国章です。祈りのための燭台と平和のシンボル オリーブです。
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