3日、キーティング太平洋軍司令官は訪問先のニュージーランドで、先週(26日と27日)に中国との軍事交流を北京で再開した旨を公表しました。
なお米中の軍事交流は、昨年秋に米国が台湾へ武器売却を発表した以降、中国側が拒んできました。
中身は、これまでも同司令官が再開可能性を示唆していたMMCA(Military Maritime Consultative Agreement)に基づく対話で、中国近海の公海上で活動する海空軍の安全確保に関する話し合いが行われました。なおMMCAは1998年に当時のコーヘン国防長官が中国側と結んだ合意です。
今回の対話は、太平洋軍司令部J5の少将とシーファー国防副次官補(東アジア担当)が米代表で臨み、ペンタゴンの報道官は同対話を「率直かつ誠実なもの」と表現し、継続的に対話を続けることで同意したと述べました。
キーティング司令官は「(交流について)注意は必要だが楽観的だ」とし、「我々は中国の軍事増強に関し、中国の意図をよりよく理解したい」と述べました。
更に注目すべきは「我々は中国と2国間又は多国間の演習を行いたいし、米軍人を中国の軍学校にも派遣したい」と語ったほか、豪訪問の際には豪国防大臣に対し「中国、豪、米の3カ国で前例のない演習を行いたい」と話を持ちかけ、中国側にも同様な話をした模様です。
政権交代のゴタゴタの中、米、中、豪が3国で演習始めたら、日本はどうするんでしょうか・・・・
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