(涙)韓国がゲーツ長官の脅迫に屈す・・・

koreapresi.jpg読売新聞によると、韓国外交通商省は30日、アフガニスタンで活動する韓国人民間要員の警護を目的に、アフガンに軍部隊を再派兵すると発表しました。
2010年春ごろまでに開始し、200~300人規模になる見通しです。韓国のアフガン派兵は、民生・復興支援に02年から当たってきた医療、工兵部隊(計約210人)が、07年12月に完全撤収して以来となります。
更に韓国政府は、アフガンに派遣中の民間復興支援チームの専門要員を現在の25人から130人以上に増やす方針。再派兵は民間要員の増員に合わせた措置で、同省報道官は「戦闘行為には参加しない」と述べました。
韓国側には、11月中旬に予定されるオバマ米大統領の初訪韓を前に、アフガン問題への積極貢献をアピールしたい狙いもある模様です。ただ、07年7月には、旧支配勢力タリバンが韓国のキリスト教宣教奉仕団23人を誘拐して韓国軍の撤退を要求、2人を殺害する事件が発生しており、再派兵に慎重な世論も根強いといわれています。
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この韓国政府の決定の背景には、ゲーツ国防長官(米国政府)の脅しに近い要請がありました・以下これまでの再録です。
townhall22.jpg21日午後、ゲーツ国防長官は、日本のようにお金が出せない韓国に対し、首脳会談前日のタイミングで、米韓兵士を前に「過去のベトナムやイラクへの派兵は、米国のための様に感じられる。しかし今や、韓国が世界的に活動することは朝鮮半島防衛の義務と一体である共に行こう(We go together)」、つまりアフガンに派兵せよ、と訴えました(脅迫とも言う)。
韓国の安全保障問題を心配している余裕など無いのですが、隣国の厳しい状況を他人事とは思えず、紹介させていただきます。
21日午後、ゲーツ長官は韓国に到着直後にソウル近郊の陸軍基地で米韓兵士約150名を前にスピーチし、韓国はアフガンへ派兵せよと事実上迫まりました。
それだけでも十分な迫力ですが、そこでの例え話が余りにも韓国国民にとって切なく厳しいものでした。米国防省HPよりhttp://www.defenselink.mil/speeches/speech.aspx?speechid=1389
ゲーツ長官がスピーチの最後で持ち出したのは、朝鮮戦争時の韓国の英雄パク将軍(白善燁 ペク・ソンヨプ)の話です。この方は朝鮮戦争の混乱期、僅か29歳で最前線の師団長でした。
paiksun.jpg当時NK軍(中国軍)に際も追い込まれた際、最も厳しい地形の丘を米軍から割り当てられ、貧弱な装備で韓国兵士が退却気味になったところを、師団長自らが銃を持って兵士を正に最前線で引っ張り、何とか持ちこたえ、反撃の糸口を作った等で当時米軍の間でも有名に成りました。ソウル奪還の際も、米軍に輸送能力で圧倒的に劣る中、徹夜で裏道を駆けつけ韓国軍の名誉を守ったとの話も語り継がれています。
正に捨て身の戦いを続けた結果、米軍も次第に韓国軍やパク将軍を認め、同将軍は米の信頼を得て32歳で韓国軍トップとして米軍と渡り合いました。親日的で、今も多くの日本人とつきあっておられます。
thmb_091021-F-6655M-425a.jpgゲーツ長官はパク将軍の著書を引用し、パク将軍が「丘」での戦いを振り返る一節を読み上げます。「最初の米韓共同作戦で、成功は米韓相互の信頼に掛かっていることを私は学んだ。NKが我を丘から駆逐していれば米軍は包囲されていた。・・・それぞれの兵士が他の信用を得られなければ、共に戦う信頼は生まれない」
韓国がアフガンで捨て身の貢献をしなければ、朝鮮半島で共に戦う信頼は生まれない・・・との強烈なメッセージです。これを若い兵士を前にしてスピーチするか??? 米国人に言われたくない逸話です。ゲーツ長官も国益を掛けて外とも戦い始めました。
普天間で揉めてて大丈夫か??????
(付録)QDR:対中国の新作戦構想に関する部分(Holyland推定
   → http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-05

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