29日、レムニオス国防研究技術本部長(DDR&E:Director, Defense Research and Engineering)がインタビューに答え、その任務や課題について語りました。http://www.defenselink.mil/utility/printitem.aspx?print=http://www.defenselink.mil/news/newsarticle.aspx?id=56449
レムニオス本部長は国防技術本部の任務を3つ挙げ・・・
●不確かな将来への備え(科学技術への投資)
●現場兵士の迅速な支援(科学技術の迅速な適用)
●国防省開発取得のコストと計画管理
「革新、スピード、そして機敏さが私の鉄則である」と語りました。同本部長は本年5月にノミネートされたゲーツ長官の息の掛かった方ですので、当然のことながらゲーツ長官の主張を体現すべく取り組んでおられるようです。特に国防先進研究計画局(DARPA)の監督業務を取り上げ、戦略に基づき適切に投資し、4軍と連携を密にしながら業務を進める必要性を強調しています。
具体的な装備としては
●アフガンの地形や路肩爆弾(IED)対処に優れた装甲車M-ATVsを迅速に現場に投入していること。
●前線への物資補給を念頭に置いた無人ヘリの開発
●前線で水や燃料の消費を押さえる施策の研究・・・・等に取り組んでいると語っています。
無人ヘリですが、A160 Hummingbirdと呼ばれる全長11mのヘリで、目標性能は高度3万フィート、航続距離4千キロ、24時間連続飛行で、レムニオス本部長によれば高度2万フィート、20時間の連続飛行に成功しているとのこと。また約700kgを2700km運搬出来るとのことです。
その他の課題として、膨大なセンサーからのデータをどのように処理し、多国籍な環境で迅速に役立てるかも大きな課題であると述べました。
恰幅の良い方ですが、健康に留意され頑張っていただきたいものです。
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