8日、ドンリー空軍長官(MICHAEL B. DONLEY:写真上)は、2005年に結ばれた業者との契約に際し特定の業者に便宜を図ったとして、モズレー前空軍参謀総長(08年8月退役:写真下)に対して行政処分を行うと発表しました。米空軍HP:http://www.af.mil/news/story.asp?id=123171885 より
国防省監察官の調査は、05年に米空軍アクロバットチーム・サンダーバードがショーを行う際の映像・マルチメディア担当業者選定の時、契約を取った業者(Strategic Message Solutions)に対しモズレー参謀総長(当時)が、同社が有利になるような情報を提供、不適切に部下や軍施設をそのために使用し、禁じられた筋からギフトを受け取った、と結論づけています。
本件については06年1月にも疑惑が取りざたされ、ウィン前長官時に一度調査がなされていたが、当時はモズレー氏に疑念は見つからなかったようです。
しかし、マケイン上院議員など上院軍事委員会メンバーによる要請により再度調査が行われ、今回の結論に至ったものです。
Holylandは法律用語に弱いため自信がありませんが、「administrative action against retired Gen. T. Michael Moseley」を行政処分、具体的には「administered a letter of admonishment in retirement」訓戒処分が課せられたと理解しました。
退役した者まで追いかけるのがよくあることなのか不明ですが、ウィン前空軍長官の初度調査にも疑問を呈することで、ゲーツ国防長官の路線に反対する空軍勢力にとどめを刺す狙いがあるように見えてなりません。恐ろしい世界です。二人ともゲーツ長官に事実上更迭された人達ですよ・・08年6月に・・・
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