8日、ゲーツ国防長官はアフガン新戦略発表後の最初の米高官として、アフガニスタンのカルザイ大統領を訪問し、不信感満々ながらも、しっかりやるよう促しました。儀仗兵はなかなかがっちりしていて体格は立派です。でも兵士の中には、不信感を抱かせるような「目」のものが多いと感じるのは私だけでしょうか。
写真下は、当日の日程を終えて引き上げるゲーツ長官の様子ですが、なぜこのような「物寂しい」「哀愁を感じさせる」写真を国防省HPに掲載するのでしょうか? 遅くまで仕事している、とのサインでしょうか? 日本的には暗いイメージしか残らないと思うのですが・・・。
ゲーツ長官のメッセージは以下の通りでした。
●我々は今後長期にわたりパートナーである。ソ連が1989年にアフガンを去った時に、米国も撤退したようなことは繰り返さない。
●クリントン国務長官も同様の見解を持っているが、アフガン政府に対し非常に厳しい見方が広がって来ている。有能で誠実な大臣や、有能で誠実な知事もいる。我々はそのような人々を応援する。
●アフガン軍の採用や継続任用の見通しに関する大統領の見解をただし、米国やコアリション軍との訓練を加速するように要求する。
●タリバンが、アフガニスタン軍より高額の給与を支払って人を集めているとの驚くべき情報に接した。アフガン政府は、兵士の給与を上げるなり、勤務にあわせた特別手当を設けるなどしてアフガン軍の増員に努力しなければならない。
●アフガン軍の現状は、持ち場を交代する要員がおらず、疲れ果てている状況か倒れるまで勤務を続けなければならない状況である。
汚職・腐敗が伝えられるカルザイ大統領とその親族に対し、どのような手段が有効なのでしょうか・・・
コメント