25日、リン国防副長官は表題について英議会の安保関連議員を前に両国間の協力を訴えました。
まずNATO改革に関して・・・
●NATOの手順やプロセスは時代遅れである。
●加盟国は経済的困難に直面している
●11月のリスボン・サミットで、指揮組織、戦力構成、意志決定方式や予算管理について見直しを行う。
●NATOは、非通常型脅威に対応する能力が必要。NATO自身として、またEUのような機構と協力しての対応も望まれる。
●新たな任務への理解を得るためには、今日の脅威がいかに過去のそれと異なるか、またいかにNATOが脅威の変化に対応していくかを描く必要がある。
米国の核態勢見直し(NPR)について
●オバマ大統領の核廃絶「プラハ演説」への姿勢と(同盟国をも含めた)国家安全保障の両立バランスを目指したものとなっている。
●ロシアとのSTART1後継条約交渉は最終ステージに入っている。両国が弾頭数を減らす方向である。
●CTBT(包括的核実験禁止条約)への両国の批准と条約の有効化に向け、米露が協議を続けている。
気候変動対策への取り組み
●気候変動が、食料や水不足、疫病の蔓延を招いており、引いてはこれらが貧困の増加や社会不安、政府の弱体化に繋がっている。
●米国防省は過去3年間で、軍施設のエネルギー消費量を11%削減し、エネルギー消費の5%を代替エネルギーで賄うことに成功した。
NPRは核弾頭やプラットフォームの大幅削減を主張するホワイトハウス(特にバイデン副大統領が対イランの関係で、米国が削減姿勢を見せるべきと強く主張している模様)と国防省の対立が続いているようですが・・・。 軍の省エネですか・・・、米国のオフィスの広さ、一人あたりの冷暖房費用・・・根本的に考えていただきたいものです。
ハイチ支援への物資輸送に活躍した航空自衛隊C-130の写真が米国防省HPのトップに掲載されました。フロリダのホームステッド空軍基地で23日に荷物を積載している模様です。右はハイチから帰路、被災民を空輸する模様です。
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