米空軍の大型プロジェクト統括責任者が語る
2025年9月以降で初の空軍幹部によるF-47関連発言
「ボーイングはうまくやっている」
2028年の初飛行予定に向け「非常に順調に進んでいる」と語り、2025年9月に当時の空軍参謀総長Allvin大将が「既にF-47初号機の製造を開始している。2028年に初飛行を目指している」と明らかにして以来、米空軍高官として初めてF-47の開発状況について言及しました
同日付米空軍協会web記事によれば、White大将は、
●ボーイング社は、民間機部門でのトラブル対処や空軍用KC-46A等のプロジェクトで苦しい時期もあったが、(Allvin大将の発言から約半年経過した今でも、)F-47計画は非常に順調に推移しており、ボーイングの同機開発への適切な投資を讃えたい
●一般に開発の初動段階では、節目ごとに人員の増強が重要となるが、同社はその点をよくわきまえ、うまくやっている
●我々はF-47計画で幸先の良いスタート切ることができ、その勢いがこれまでのところ、非常に大きな成果を生んでいる。予定通りに、設定した目標通りに進捗している
同記事はWhite大将発言に絡めF-47開発に触れ
●(2025年5月に空軍は以下を発表)F-47の戦闘行動半径は1000nm以上で、F-22の約2倍。空軍はF-22機数である185機以上のF-47調達を計画
●F-22は1991年の機種選定で選択され、6年後の1997年に量産型が初飛行したが、2025年に選定され担当企業と契約を結んだばかりのF-47が、2028年に初飛行すれば驚きの早さとなる。
●ただF-47の迅速な開発の背景には、2010年頃開始の次世代制空機NGAD研究における実験機X-plane開発の成果がある
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開発が順調なことは結構なことですが、トランプ政権誕生の直前、つまり2024年後半時点で次世代制空機NGADプロジェクトは、以下の扱いをされていたことも記憶にとどめておくべきでしょう
●1機300億円以上(F-35の3倍以上)に価格が膨らむ見積もりを受け、対中国の基地防衛体制整備やミサイル防衛、更に宇宙部門への投資を優先するため、当時の空軍首脳は同プロジェクトの優先順位を下げ、先送りを決定
●トランプ政権による2025年3月の「F-47開発発表」を受け、前政権の空軍長官であったKendall氏は、「基地防空や宇宙アセットを改善しなければ、F-22もF-35もF-47も(敵の攻撃や妨害を受け、)離陸できない現状を踏まえれば、今後5年間で約 3兆円が必要な次期戦闘機計画は優先度が低いはずだ」と、決定を厳しく非難
F-47関連の記事
「既に初号機製造開始」→https://holylandtokyo.com/2025/09/25/12836/
「行動半径はF-22の2倍」→https://holylandtokyo.com/2025/05/20/11601/
「ロ社F-47決定に反論せず」→https://holylandtokyo.com/2025/04/25/11392/
「高価過ぎ同盟国は購入不能」→https://holylandtokyo.com/2025/04/22/11201/
「優先度低く予算枠外だった」→https://holylandtokyo.com/2025/04/03/11185/
「ボーイング製 F-47に決定」→https://holylandtokyo.com/2025/03/24/11099/


2月25日、米空軍の巨大プロジェクト(F-47、B-21、次期ICBM、Air Force One等)を統括管理する新政権での新設ポスト「Direct Reporting Portfolio Manager」に昨年12月から就任しているDale White空軍大将が、米空軍協会Warfare Symposiumで記者団に対し、トランプ大統領自らが開発プロジェクトを2025年3月に発表した次世代制空機F-47の状況について語り、