韓国が世界最高の潜水艦リチウムイオン電池開発と

10月4日進水の海自潜水艦そうりゅうに対抗心?
KSS-III.jpg韓国国防調達庁(DAPA)が、潜水艦用の優れたリチウムイオン電池をサムソン社が開発したと発表し、従来の「lead-acidバッテリー」の2倍の潜水艦活動時間を実現可能とアピールしたようです
リチウムイオン電池は信頼性や安全性に課題があるとして潜水艦搭載用にはなかなか採用されませんでしたが、この10月4日に海上自衛隊の新型潜水艦そうりゅうが、GS-Yuasa製のリチウムイオンバッテリーを搭載して進水し、世界の注目を集めたところでした
そうりゅう型潜水艦にAIPシステムに代わってリチウムイオン電池を搭載することは、2014年9月に決定されましたが、当時B-787旅客機で火を噴いたと同じGS-Yuasa製リチウムイオン電池を搭載と発表されたため、様々に話題を集めました
当時の記事「世界が注目、潜水艦にリチイオ電池」抜粋
Soryu.jpg●既に6隻建造されたそうりゅう型だが、今後の4隻に、AIPエンジンに代わってリチウムイオン電池を搭載すると海上自衛隊が(2014年9月に)発表した
●同潜水艦はディーゼルエンジンとAIPエンジンと鉛蓄電池を搭載しているが、今後はディーゼルエンジンとリチウムイオン電池での運行を目指す
●リチウムイオン電池を搭載することで、ディーゼルエンジン推進で無い場合(連続潜行状態やシュノーケルを出して敵に発見されたく無い場合や消音行動の場合)でも、従来よりより大きなパワーを得ることが出来る
Soryu3.jpg●またリチウムイオン電池は従来の鉛蓄電池に比し、格段に維持整備コストが安く済む
そんな潜水艦用のリチウムイオン電池に、韓国サムスンが挑戦したようで、サムスンは世界1のリチウムイオン電池メーカーだと自信たっぷりに発表しています
16日付Defense-News記事によれば
●韓国のDAPAによれば、30か月の開発期間を経て、潜水艦搭載用のリチウムイオン電池が「technology readiness assessment」をパスし、潜水艦搭載に大きく前進した
●開発が順調に進めば、2020年代半ばに進水するKSS-III潜水艦の2番艦に搭載される
●DAPAの同潜水艦プロジェクト開発責任者である少将は、「世界の潜水艦市場において、潜水艦用リチウムイオンバッテリーの開発は大きな達成である。またこの開発は韓国の潜水艦製造の名声を高め、商用市場にも大きなインパクトを与える」とコメントしている
世界最大のリチウムイオンバッテリー製造企業であるサムソンSDIが同バッテリーを開発し、 Hanwha Land Systemsが潜水艦への搭載と融合を担うことになる
KSS-III潜水艦は全長83.5mで、浮上時で3358トン、潜水時で3705トンである。またspeed of 20 knots with a cruising range of 10,000 nautical metersで、6機の垂直発射管を備え、韓国産の巡航ミサイルを搭載する
KSS-III 2.jpg●DAPAは今後の同バッテリー開発に関し、今後の試験結果によっては、電池としての性能を下げても安全性や信頼性を最優先するとし、潜水艦用には不安定で高価だと考えられてきたリチウムイオン電池開発を慎重に進める意向である
●匿名の関係者は「韓国企業が世界最高のリチウムイオン電池メーカーであることに疑いはないが、一度事故を起こしてしまえばすべてが失われる。従って安全性と信頼性を最優先にし、性能を下げることを受け入れるつもりだ」と語った
●そしてさらに「韓国のリチウムイオン電池は他の競争相手のよりも優れている」と述べ、日本のそうりゅう型潜水艦に言及した
●10月4日に推進したリチウムイオン電池搭載のそうりゅうは、2020年に運用態勢に入る予定で、その全長は84mである
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そんなに日本製そうりゅう型潜水艦を意識するなんて「子供みたい!」と言いたいところですが、サムスンは世界1位のリチウムイオン企業だそうですから、プライドもあるのでしょう。。。
そうりゅうに搭載のリチウムイオン電池との差を韓国側には訴えてほしかったのですが、さすがに非公開な重要情報でしょうから、韓国側も知ってるとは言いにくいのでしょう・・・
日本はすでに進水していますし、お手並み拝見・・・と行きましょう!!!
関連の過去記事
「世界が注目、潜水艦にリチイオ電池」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-03
「豪州がそうりゅう潜水艦購入か」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-09-03
(↑これはなくなりました。仏製にやられました

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