機内の弾積み&装填作業が思いっきり力仕事です
本日は、対ISILなど不正規戦に活躍する、米空軍の特殊作戦コマンドが保有する空飛ぶ砲台AC-130ガンシップをご紹介いたします
機内にスペースがある輸送機C-130に機関砲や榴弾砲を搭載し、敵の地上部隊や拠点に対し強力な火力で精密攻撃を行う事を狙いとした機体です
初期型は7.62mmミニガン4挺と20mmバルカン4門を装備していたが、地上からの脅威、例えばSA-7やスティンガー等の携帯式地対空ミサイルの発達と普及にともない、より長射程で威力の大きい40mm機関砲や105mm榴弾砲が追加されました
最近では、精密な近接航空支援に特化した改修案「AC-130J」も発表され、AGM-176、GBU-44/B、AGM-114、GBU-39、GBU-53/B等のスタンドオフ攻撃能力を担う精密爆弾やミサイルを搭載する型も仲間入りしているうです
映像(約10分間)では地道な弾薬搭載作業も・・・
●まず40mm機関砲の弾薬積み込み・・・これも結構力作業
●次に105mm榴弾砲の積み込み・・・手作業ですか?の腰に来る作業
●機関砲や榴弾砲は機体左側面に装備され、目標を中心に左旋回しながら攻撃。これは、左側に座る機長が目標を視認しやすいため
●弾薬装填係は陸軍砲兵のような原始的力仕事だが、照準と射撃はTVモニター(赤外線暗視装置とレーダー測距を活用か)を見ながら落ち着いて冷静に静かに・・
制空権を確保できる米空軍だけの装備
●空軍特殊作戦コマンドでのみ運用されている。ベトナム戦争以外でも、グレナダ侵攻やパナマ侵攻、湾岸戦争、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、ソマリア内戦、コソボ紛争、アフガン侵攻、イラク戦争にも投入
●乗員13名、航続距離:4,070km、これまでに47機を生産
●対ISIL作戦が強化される中、空軍特殊作戦軍司令官は昨年5月、「(機体の老朽化が進んでいるが)AC-130で37機体制は維持できないが、退役を遅らせ当面26機を維持したい」と
約2分のこちらの映像は作戦場面を
映像シリーズ
「失敗試験各種と中国空母」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-12-27
「ロシア爆撃機シリア空爆」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-11-21
「CASの歴史を学ぶ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-19
「イメージ中国軍の島嶼侵攻」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-06
「泣ける:帰還兵士と犬との再会」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-05
「レーザー兵器試験@ペルシャ湾」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-12-13
映像で5つの視点から学ぶ
「火炎放射器」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-11-2
「負傷者救出ヘリ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-07
「B-2爆撃機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-01
「AK-47ライフル」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-28
「原子力潜水艦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-07-1