26日、米海兵隊と米空軍はそれぞれ、今年7月に英国で開催される2つのエアショー「Royal International Air Tattoo」と「Farnborough International Airshow」に、F-35A型2機とF-35B型2機をそれぞれ参加させると発表しました
「Air Tattoo」が7月7日から9日、「Farnborough」が11日から17日です。
F-35は2014年、「海外初お目見え」として同じ2つのエアショーへの参加を表明していましたが、同年発生した地上でのエンジン火災により参加を取りやめており、因縁のエアショーに「リベンジ」の意味合いも込めた海外デビュー計画です
F-35エンジン火災関連の過去記事
「エンジン火災で飛行停止」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-06-26
「英国エアショー欠席へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-07-14
26日付Defense-News記事によれば
●米空軍のF-35A型2機はアリゾナ州のLuke空軍基地から参加し、海兵隊のF-35B型2機と共に、地上展示と「heritage flights」(WW2、朝鮮戦争、ベトナム戦争当時の航空機と共に飛行)を行う予定である。
●海兵隊の航空担当副司令官Jon Davis Jon Davis中将は、「7月に英国の空で、F-35Bの能力をご披露できることを楽しみにしている。国防省や企業、海兵隊の派遣チームが協力し、海外展開や海外運用が可能である事を証明したい」と声明を発表している
●また同中将は、海兵隊はこの海外展開の経験を、2つめのF-35飛行隊(VMFA-211)立ち上げ(2016年夏)と、VMFA-121飛行隊の岩国派遣に生かしたいとも述べている
26日付米空軍発表では
●Weish空軍参謀総長は「F-35A型機の能力を世界に示すこの機会に興奮している」、「F-35は、新たな概念であるデータ融合や兵器や戦術を体現する機体であり、この最新鋭機とそれを支える優れた空軍兵士達を是非披露したい」と声明で述べている
●F-35Aを派遣する第56戦闘航空団司令官は、「世界に向けF-35を学んでもらうと共に、heritage flightsによりエアパワーの変遷をご覧頂きたい」と述べている
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7月まで何事も無く、F-35が英国に展開できることを祈念しております
最近は、自衛隊からも色々参加しますので、話題になるかも知れません。
Royal International Air Tattoo
→http://www.airtattoo.com/
Farnborough International Airshow
→http://www.farnborough.com/
F-35エンジン火災関連の過去記事
「エンジン火災で飛行停止」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-06-26
「英国エアショー欠席へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-07-14