やっぱり出た:米国によるトヨタいじめ

久々の「ふと考えること」カテゴリー記事です
ISIS-TOYOTA.jpgVW(フォルクスワーゲン)があんな事になって、「敵失」で日本の自動車メーカー、特にトヨタの評価が相対的に上昇する雰囲気がありましたが、やっぱり米国から「いやがらせトヨタたたき発言」が出ました。
米国の国連大使を務めた経験もある「怪しげな」対テロNPOのCEOがISISが大量にトヨタの「pickup truck」を使用しているのに、トヨタの対応が不十分だとぶち上げました
これがGMやフォードの車だったら、当該NPOは取り上げたでしょうか? 
DODBuzzの読者コメント欄には、「トヨタ製のトラックの品質の高さが証明されたのが悔しいのだろう」との「心あるコメント」や、「ある意味、厳しい環境下で、真に性能の良いトラックがトヨタ製なのだろう」との冷静なコメントも見られ救われるのですが・・・
7日付DODBuzz記事によれば
Wallace.jpg●トヨタも、そのキャッチフレーズである「Let’s Go Places」がISISに喜ばれるとは考えもしなかっただろう。例えそれが、耐久性や費用対効果の高い投資である事を示す証拠であっても
●イラクやシリアのISISが、車列を組んで、旗をなびかせ、新車の輝きを残したトヨタの「pickup truck」や「SUV」を乗り回す姿は、当局の関心を集めることになっている
●米国の元国連大使で、現在テロ組織の資金網を暴く活動を行っている「Counter Extremism Project」のCEOであるMark Wallace氏によれば、トヨタの「Hilux pickup」や「Land Cruiser」の当該地域での売り上げが急激に上昇しているようである
●実際、トヨタ車全体の中東地域での売り上げは、トヨタの発表によれば2011年の約52万台から、2012年の68万台に急上昇している。
●電話取材に対しWallace氏は、「説明してもらう必要がある。何が起こっているのか、どのようにテロリストにあれらの車が渡っているのか?」とまくし立てた
●更に「単に買い換えただけだでは説明にならない。なぜあのような新車が、しかも戦闘地域で入手可能なのかを」と疑問を挙げた
「中東のユーザーはトヨタ車を避ける」
Wallace2.jpg●トヨタ側は本件に関し、トヨタのワシントンDC広報部長であるEd Lewis氏はABCニュースに関し、「我が社は手順を定め、製品が非承認の軍事利用に供されないよう取り組んでいる」と説明した
●しかし同氏は「トヨタとしても、完全に間接的な取引や不正なルートでの取引を管理することは不可能だ」と付け加えた
●NPOのWallace氏は、トヨタの反応を「やる気が感じられない」「偉そうな態度だ」と非難し、「トヨタの手順や方針が機能しているかは明確で、再確認が必要なのだ。不正なディーラーや仲介者の手に車両が渡ることがないようにすべきだ」と訴えた
●Wallace氏はトヨタを「優れたブランド」「素晴らしい企業」と讃えつつも、事態を重く受け止めて対処すべきだと語った。そして、中東のユーザーが彼に、「ISISメンバーと間違われると恐いから、トヨタのHiluxには乗らない」と語ったと紹介した
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トヨタも販売先への警戒を強化すべきでしょう。監視を強化すべきでしょう。
CEP.jpgでも、しかし、それでも・・・Mark Wallace氏のNPOへの資金供給元こそ確認されるべきでしょう
最後の中東ユーザーの言葉など、完全に「トヨタつぶし」を狙った発言でしょう。根拠はありませんが。
ちなみにMark Wallace氏は、2代目ブッシュ大統領時に国連大使や国連改革担当の米国代表
を勤めた人物
です

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