18日付米空軍協会web記事によれば、米国防省が韓国に4機のRQ-4(Block 30)グローバルホークをFMSで提供する契約に16日夕刻署名した模様です
数年前から米韓の間でゴタゴタしていた案件で、韓国側が例によって「米国の提示価格がべらぼうだ」と難癖を付けたり、「オマケ」を付けないと買わないと駄々をこねたりしていた経緯があります
偶然かもしれませんが、日本がF-35を42機購入すると決定したら韓国も40機と言いだした「K-X」選定を思い出しました。
今回も11月21日に、防衛省が機種選定の結果としてRQ-4導入決定を発表した直後であり、勝手に「日本に負けるな」意識があるのかな・・・と考えてしまいます
18日付米空軍協会web記事によれば
●米韓の広範多岐にわたる交渉の末、米国防省は韓国とRQ-4グローバルホーク(Block 30)4機のFMS契約に16日署名した事を認めた
●RQ-4の韓国への提供は2017年に開始し、2019年6月までには終了する計画である
●契約は総額約800億円で、RQ-4B4機と予備エンジン2基、地上支援装置装置が含まれ、一連のセンサーも含まれている模様
●本契約は、韓国による韓国独自の空中ISRを構築する企ての中核施策で、2020年までに独自の防空&ミサイル防衛網を構築する努力の重要な部分である
●東アジアにおいて、米空軍と同盟国等とのISR相互運用性を向上させようとの取り組みも、韓国と日本がそれぞれにRQ-4を保有することになった背景である
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10月末、新しい駐韓米国大使にオバマの腹心Mark Lippert氏が就任(http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-27)して以降、パトリオット(THAADじゃなくて)導入で落ち着き、RQ-4契約も成立し、戦時作戦統制権の移管についても実質上の「無期限延期」で決着しています
やはりMark Lippert氏の力量なんでしょうか? 偶然なんでしょうか??
日本は3機購入を前提とした機種選定だったでしょうか?
F-35の整備拠点が日本になったことで、もしかしたらグローバルホークについては韓国が出しゃばってくるかも・・・です。そんなこと無いか。
日本の総経費について承知していませんが、韓国の$657 million(約800億円)と是非比較したいものです
韓国はいつも米国とけんか腰協議
「韓国がPAC-3導入へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-11-13
「すったもんだでF-35に決定」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-09-25
「F-16改修を巡り米国と喧嘩」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-11-03
「戦時作戦統制権の移管また延期」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-25
「韓国がRQ-4価格に激怒」
→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-12-27-2