2日付Defense-Newsは、シンガポール国防省が11月29日にドイツ製「Type 218SG」攻撃型潜水艦の発注契約書にサインし、2020年に受領する予定だと報じています
シンガポール国防省の発表によれば、同海軍が保有する旧式の「Challenger」潜水艦4隻を更新するための購入で、2011年と12年に改修後新規就航した「Archer-class」潜水艦2隻と共に同国潜水艦部隊を担うことになる予定
なお「Archer-class」潜水艦は、スウェーデンの旧「Vastergotland-class」潜水艦を改修し、最新の無吸気運用装置AIPを取り付け熱帯仕様にした1300トン級の潜水艦です
シンガポール軍は(も)周辺情勢に鑑み増強を図っており、2000年には仏製の3800トン級「Formidable-class」フリゲート艦6隻の購入契約を結び、現在既に運用中である
また早期警戒機G550の導入も行っており、これらを合わせシンガポール軍の能力向上を図っている
今年3月に国防相が「F-5の後継機選定に関し、F-35が適していると考えており、F-35の最終評価段階にある」と発言している
来年2月にシンガポールエアショー(11~14日)が計画されているが、その場で発表があるのではないかとの見方が強まっている
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シンガポールが潜水艦をドイツから購入する件は、他のメディアも扱っていますが、「Type 218SG」攻撃型潜水艦については、性能等がほとんど知られていないようです。
米海軍協会web記事も細部不明と
→http://news.usni.org/2013/12/04/singapore-buys-new-class-german-attack-submarines
シンガポールでは、米海軍の沿岸戦闘艦LCS1隻がローテーション配備を開始していますが、その隻数の増加や受け入れ態勢整備に関し、米国とシンガポールの交渉は必ずしも円滑ではないようです。
また、F-35の交渉に関しても、最終段階と3月に報道された後、その後の進展具合は全く不明です。
シンガポールは小さな国ですが、激動の世界で生き残るすべを知っている国です。この記事だけでは断片的で意味をなしませんが、今後の参考のためご紹介しました
「米国防長官のアジア歴訪」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-08-25
「米シンガポール関係2012年4月」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-06